今回はゲームジャンルの1つの「RPG」について考えたので書いてみます。
どのような要素が「RPGらしさ」を感じさせるのか。
RPGというジャンル
(画像はドラゴンクエスト11S)
RPGとは、Role-Playing Gameの略で、Role-Playing意味は「想像上のある役柄を演じる」となっています。
複数の役割(Role)を持ったキャラクターを操作するゲームがそうなのかな?と考えられますが、そのようなゲームはRPG以外にもたくさんあるので、ジャンル分けの境界は曖昧ですね。
しかし我々はRPGとして出ているゲームを遊んだ経験から、「これがRPGである」という基準をそれぞれが持っており、それと比較して「RPGらしい」または「RPGらしくない」と判断することができます。
この「RPGらしさ」はこれまでに遊んだゲームでそれぞれ異なるので、皆さんの持っている「らしさ」と違いがあるかもしれませんが、書いていきます。
もう1つ前置きとして、ゲームのジャンルは開発販売元が決めたものが絶対です。プレイヤー側が「らしくない」と感じても、出てから変わることはないです。
RPGらしさを感じる要素
これは外せないだろう大きな要素を3つ
- レベルやスキルなどの成長システム
- 異なる特色を持つ複数の拠点
- 異なる背景を持つ複数の仲間キャラクター
レベルやスキルなどの成長システム
(画像はポケットモンスター赤緑)
RPGと言えばやはりレベルアップという成長システムが象徴的で、多くのRPGに採用されています。レベルを持たないRPGもたくさんありますが、何らかの成長要素を持っているのは「RPGらしさ」と言えるでしょう。
ストーリーと合わせてキャラクターの成長を感じられるのもRPGの魅力ですね。
RPG以外でも成長要素を持つジャンルもありますが、それらは永続ではなくサイクルごとにリセットされるものが多いと思います。
異なる特色を持つ複数の拠点
(画像はファイナルファンタジー9)
RPGで欠かせないのは世界を旅(冒険)しているという感覚です。地方ごとに異なる特色を持った拠点はそれを感じさせるので、「RPGらしさ」も感じます。
風情やストーリーだけでなく、新しい拠点では新しい装備が見つかることもRPGらしさと言えるでしょう。ワクワクしますよね。
特に序盤ほど広がりを強く感じるので、RPGは序盤~中盤が特に楽しく感じる方が多いはず。
世界を旅するということで、飛行船なども昔は魅力を感じました。最近だとワープの便利さに負けてしまいますね。
異なる背景を持つ複数の仲間キャラクター
(画像はゼノブレイド)
ストーリーが主人公1人の物語ではなく、仲間にもそれぞれの物語があることが「RPGらしさ」を感じる大事な要素だと思います。
仲間が増え、仲間を知ることも旅や冒険をしている感覚を高めてくれます。
RPGのジャンルでは当たり前にも思えますが、仲間キャラクターがいない主人公のみのゲームもあります。個人的にはそれらは「RPGらしくない」とも感じます。
RPGらしくないゲーム
- ポケモンシリーズ
- ソウルシリーズ
どちらもRPGのジャンルで販売されていますが、個人的には「RPGらしくない」と思いながら遊んでいます。
ゲームの評価と面白さには影響しませんが、自分の中で持っている「RPGらしさ」と違いがあるのでモヤッとするという話です。
ポケモンシリーズ
ポケモンはシリーズを通して主人公が1人で、仲間と呼べるポケモンは一緒に旅こそするものの、それぞれに背景があるわけではありません。
FFやドラクエを代表としたRPGの仲間とは大きく異なります。
特に昔のポケモンは「ゲームを進めるためのストーリー」という感じでした。
一番新しいスカーレット・バイオレットではラスボスと関係のあるペパーの存在などは、RPGらしさを感じました。
パルデアの大穴に向かうシーンで感動している人もよく見たので、仲間キャラと呼べるような存在が掘り下げられることに期待します。
ソウルシリーズ
ここでは「ダークソウル123」と「エルデンリング」を対象とします。「デモンズソウル」はリマスター版がアクションとなっているので。
これもポケモンと同じく背景を持った仲間キャラと呼べる存在がいないのですが、それどころかストーリーの存在すら怪しいのがソウルシリーズです。
実際にはきちんとした設定や物語があるのですが、内容が難解なことに加えて、それらに触れることなくゲームが進んでしまうので、ストーリーを理解して遊んでいるプレイヤーはかなり少数だと思います。
しっかり拾って考察された動画などを見ると9割ほど初めて知る内容だったりするので、RPGとしてはかなり独特な作りになっています。
そういうこともあって、Steamでは「ソウルライク」という専用のジャンルまで作られる始末です。
しかし専用のジャンルがあるからといって、公式自ら「ソウルライク」と書けないのがまた苦しいですね。そもそも「ライク」ではなくそのものなので、ジャンルを「ソウル」とした場合に分かりにくいのがまた・・・。
公式は非常に尖ったジャンルを作ることも出来るので、RPGから変わることもあるかもしれませんね。
ということで以上です。コメントでは皆さんがRPGらしさを感じる要素だったり、RPGらしくないタイトルを書いていって貰えると嬉しいです。
海外だとモンハンはRPGらしいですね
ハンターというロールをプレイするからってことで日本と認識が違うなぁと思いますね…そういうのも含めてJRPGと呼ばれる所以…ですかね?
個人的には水平(平面?)方向に広がるフィールドも必要な要素かなって思います。悪魔城みたいな縦スクロールだとあまりRPG感を感じないです