ピクミン4(Pikmin4)をクリアしたので評価とレビューを書いておきます。
ピクミン4
https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000005309.html
ジャンル:アクション / アドベンチャー / ストラテジー
発売日:2023年7月21日
評価レビュー
メタスコア:87
私の感想評価レビュー
総合88点
音楽 | 4.5 |
グラフィック | 5.0 |
ゲームプレイ | 5.0 |
ストーリー | 4.0 |
システム | 3.5 |
簡易まとめ
ピクミンシリーズ4作目にして10年ぶりの新作ということで期待していましたが、その期待通りの内容でとても面白かったです。
毎回新要素を加えながら進化しつつ安定感もあるシリーズなのですが、今作は遊びの幅を広げながら初心者の方でも遊びやすくなっていると感じました。
(画像はクイーンチャッピーがギリギリ収まる小部屋、少しでもミスすると全滅する設計です。)
難易度は全滅するような場面が増え、初心者には厳しい場面もある難易度なのですが「時間の巻き戻し」や「プレイヤー側の強化要素」の追加で遊びやすくなっているので難しいのが苦にならないようになっていました。
10年ぶりですがしっかりと最近のゲームになっています。
新要素は毎回、新種のピクミンが2匹ずつ追加されていたのですが今回は相棒の「オッチン」という宇宙犬が新たに登場しました。
オッチンは見た目がかわいいだけでなく、ジャンプできたり、重いものを運べたり、攻撃が強かったりと高い性能を持っているお助けキャラの役割も担っています。
これまでプレイヤーを強化する要素は「扱えるピクミンの種類が増える」ということだけのシンプルなステージクリア型のゲームでしたが
今作は「スキル」に「装備」そして「拠点」と「クエスト」が追加され、遊びと攻略の幅が広がりました。
複数の要素が追加されていますが、どれもストーリーを進めて遊んでいるだけですべて埋まる設計になっているので全くストレスがありません。この辺のバランス感覚は流石です。
グラフィックは3年前にSwitchで発売された「ピクミン3 デラックス」からやや向上したぐらいであまり差は無いように感じましたが、
エリアが家の中にまで広がったのは凄く印象的でした。
小人が家の中を探索するというのはありがちなシチュエーションですが、感触は凄く良かったです。「本立を倒す」という小さなギミックでさえ新鮮でした。(もっと面白いことができそうなので次も期待。)
外のエリアも全体的に明るい雰囲気でよかったです。
ストーリーはいつもと同じく遭難者を助けに行くが星から出られないという内容でした。
「その原因は一体?」というところが不思議な世界観なのですが、答えは未だ出ずです。
家庭用ゲームでは珍しい「ストラテジー」というジャンルで、遊ばれたことがない方も多いと思いますがとても面白いゲームなので万人にオススメです。
繰り返し遊ぶタイプのゲームなので1周のボリュームはあまり多くありませんが、ストイックに遊ばせるような内容なので、ゲーム上級者の方も楽しめます。
プレイ時間
スムーズに進めれば場合のストーリークリアは20時間前後だと思います。調査率100%を目指して進めるとクリアまで30時間以上掛かると思います。
ダンドリプラチナを含む、全ての収集要素を終わらせて40時間前後になります。
気に入ったところ
- オッチンがかわいい
- NPCの喋り
もう少し詳しく
音楽
◎シリーズ共通のテーマはどれも良いものばかりで非情に癒やされました。帰還時の宇宙船内で流れるBGMが好きです。1日の始まりも好きです。
◎キャラクターの喋りが面白い。テキストをそのまま読み上げるのではなく短いリアクションのような意味を持たない台詞があるのですが、偶然テキストの内容と聞こえ方が噛み合うことがあって笑えました。
グラフィック
◎必要十分に綺麗です。色彩も豊かで目で見て楽しいです。
◎夜間のステージも見やすく遊びやすかったです。
ゲームプレイ
◎遊びが洗練されていてどのエリアも安定して面白い。障害物をクリアして物を運ばせるだけなのですが、効率を上げるための試行錯誤が楽しいです。
「ダンドリチャレンジ」と「オリマーの遭難記」も面白いです。
◎オッチン操作が快適。ピクミンの役割を奪ってしまうほど活躍できるのは問題かもしれませんが、遊びやすいです。
△ボスが弱い。ラスボスは十分でしたが、その他のボスは体力が低いので色々な攻撃見る前に倒せてしまうのが物足りなく感じました。エリアの区切りということでもう少し強い方がよいと感じます。
◎ターゲットのロックオンが快適。狙いたい所にピタッと吸い寄せられて便利です。
✕ターゲットのロックオン解除が面倒。ロックオンが思い通りに働くのが8割、意図しない張り付きが2割という感じで完璧ではないです。狭い場所に複数ターゲットがある場合はロックオンされない方がよいのかなと。ターゲットが2つだけなら1ボタンで切り替え可能なので慣れればという感じですが、3つ以上だと。
△エリアマップを見るために1日消化する必要がある。ロードもあるので拠点からマップだけ確認できたらなと。特定の洞窟で遊びたいときに探すのが大変です。
◯時間の巻き戻しが便利。単純にピクミンを復活させられるのと、ステージの下見ができるので1周目からある程度ルートを詰めて遊べました。
△夜間の探索が攻め有利になっている。こちらが攻撃できる場所をもっと狭めて限定させた方が兵の管理が難しくなってタワーディフェンスっぽくなりそうです。
ストーリー
大筋はいつものピクミンと変わらずでしたがオッチンがいる分、癒やしがありました。
マリオみたいなもので、遊びメインのゲームなので世界観が楽しめればそれで満足です。
◎ストーリーではありませんが生物図鑑やオタカラ図鑑の解説が面白い。テキストが面白いゲームです。
システム
クリアまでフリーズせず安定、動作も軽快でしたがロードは若干長いです。
10年は長かったですが非情に満足のいく一本でした。CERO:Aで優しい遊びになっているので、ゲーム初級者の方にもオススメの一本です。
今年のプレゼント用のソフトで迷ったらこれ買っとけばOKです。あとは10月に出る「スーパーマリオブラザーズ ワンダー」もオススメです。
例の小部屋で初ゼンメツ、噴気口で降りた先にベビーが待ち構えている大罠
結局、バクダンと突進でワンターンキルしてゴリ押してしまいました。