「バディミッション BOND」をクリアしたので評価とレビューを書いておきます。
バディミッション BOND
ジャンル:アドベンチャー
発売日:1月29日
https://www.nintendo.co.jp/switch/aq2fa/index.html
メタスコア:未
私の感想評価レビュー
総合70-85点
音楽 | 4.0 |
グラフィック | 4.5 |
ゲームプレイ | 3.5 |
ストーリー | 3.0-4.5 |
システム | 4.0 |
簡易まとめ
絵が綺麗でメインストーリーはフルボイス、テキストのスキップ機能なども充実していて読む・見るアドベンチャーとしては豪華なゲームでした。
反面、捜査・潜入パートは難易度が易しくて全体を占める割合も大きいので中盤以降からは退屈でした。(退屈なのはゲームプレイの方で、ストーリーは尻上がりに面白くなります。)
全体的に丁寧に作られているのでストーリーとキャラクターを好きになった方は高い満足度が得られる一本だと思います。
逆にストーリーとキャラクターに魅力を感じなければゲームプレイの方が退屈なので満足度も低くなると思います。
メインキャラクターが男性4人で「いかにも」な感じですが、メインストーリーは真面目な感じで熱い展開もあります。乙女向けな表現もあるにはあるのですが私はあまり気になりませんでした。終盤の展開は好みでした。
「乙女向けな内容は無いのか?」と言われればそんなことはありません。
サブストーリーの「バディミッション」は濃い内容のものが多々あります。
絵の方は健全です。温泉回も服を着てサウナに入る程度のものです。
プレイ時間
コンプリートまで40時間でした。メインストーリー30時間、サブ10時間。
気に入ったところ
- 自動テキスト送りとボイスの繋ぎが自然でアニメを見ている感覚で見られるところ
- ヒーロー(ポイント)のネタの仕込み方
もう少し詳しく
音楽
○ADVなので何度も聞きたくなるようなBGMはありませんが全体的に良好でした。特に憂いの感情に寄ったシーンのBGMが良かったです。シーンに合わせた環境音もあるので画面を見なければ裏でアニメが流れているのかと勘違いするレベルでした。全体を通して丁寧に作られています。
グラフィック
◎絵が綺麗で枚数も多いです。アニメーション効果も丁寧に作られていました。何も動いていないようなシーンでも実は目がうるうるしていたり、瞬きしていたりと細かいところまで丁寧に作られていました。
ゲームプレイ
△「QTEが要らない」と体験版をプレイしたときは思ったのですがボス戦のQTEはちょうど良いぐらいの難易度で「やっぱりアリかも?」と思いました。
でもクリア評価(開放要素)に直結するのは面倒なだけなので、3回失敗したらボス戦の最初からやり直しみたいなシステムにするのがベストだと思いました。
✕捜査の選択肢の内容が簡単でしかも数が多い。選択肢は「ちゃんと話聞いてたか?」「一般常識は知ってるかい?」というような内容のものばかりで、しかも数が多いのでストーリーが阻害されて不満でした。
数を1/3にして、答えを出すのに掛かる時間が3倍になるような選択肢であればゲームプレイも楽しめたと思います。
(でもメインのターゲット層に向けて意図的に易しくしている可能性もある?)
ストーリー
○モブキャラの名前がくだらない。そういうの好きです。
○メインストーリーが尻上がりに面白くなる。カムラの里マイカの里の終わりぐらいからヒーローの由来が分かる辺りがピークで面白かったです。ライフが復活する演出は既視感がありましたがゲームっぽくて好きでした。
○サイドミッションでメインストーリーの裏側が見れるのが面白かったです。でもメインキャラクターが登場しないモブだけのストーリーは・・・。(機長と娘の話など)
システム
◎スキップ機能が便利。これぐらいガッツリやってくれた方が分岐回収も楽ですね。
その他細かいところの不満点は一切ありませんでした。
丁寧に作られていて遊びやすく、ADVとしての土台は完璧に近いと思います。
ゲームプレイの方は難易度が易しいので好みは分かれると思います。またメインキャラクターが男性4人であることも好みが分かれるので、点数をつけると差が出る作品だと思いました。
私はどちらも好みではないものの、遊びやすくて最後まで勢いを落とすことなくクリアできて満足しました!
高く評価されるポテンシャルがあるのでメインターゲットの方はしっかりキャッチして遊んでほしいと思いました。
パッと見て気になった方はオススメなので体験版から始めましょう!
あと開発がどれぐらいの規模なのか分かりませんが継続してADVのジャンルも作って欲しいなと思いました。
買おうか迷ってた作品なのでレビューはありがたいです。買ってみようかな!