「ファイアーエムブレム エンゲージ」をクリアしたので評価とレビューを書いておきます。
Fire Emblem Engage (ファイアーエムブレム エンゲージ)
https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000058801.html
発売日:2023年1月20日
ジャンル:SRPG
評価レビュー
メタスコア:81
私の感想評価レビュー
総合85点
音楽 | 4.5 |
グラフィック | 4.5-5.0 |
ゲームプレイ | 5.0 |
ストーリー | 4.0 |
システム | 3.5 |
2023-02-13 追記
ルナティックまでクリアしたのでゲームプレイを4.5→5.0、総合84点→85点に上げました。今作のルナティックは終盤まで難しくてとても面白かったです。
簡易まとめ
ファイアーエムブレムシリーズ、特に前作の「ファイアーエムブレム 風花雪月」の基礎部分をしっかりと受け継いだ安定感のあるSRPGでした。
SRPGのバトルパートは洗練された遊びになっていて、シンプルでありながら常に重要な駆け引きを要求されて楽しいです。(難易度にもよります。)
バトルパートは操作やシステムも完成度が高く不満がほぼありませんでした。
遭遇戦や経験値を保持したままリトライができるなど、高難易度であっても詰みにくい仕様がいくつか追加されていて遊びやすさも向上していました。
バトルは凄く良かったのですが育成については悪いところもありました。
引き継ぎ周回をせずともステータスを限界値まで上げれるようになったのでそこは優しいのですが、「エンゲージ武器」の強化に掛かるコスト(時間)はバランスが取れていないと感じました。
エンゲージ武器の強化には対人マップ(非同期対戦)をクリアした報酬で行えるのですが、要求数がとんでもなく多い=時間が掛かります。
その分強化効果も凄く大きいので、労力には見合うのですがストーリー中はほぼ空気になっているのが残念でした。
エンドコンテンツとして良いものになっているかどうかはまだこれからなので、しらばく遊んだらまた追記します。面白かったら点数も上げます。
あとはスキル継承のシステムについてもSPを気軽に使いにくいのが惜しいと感じました。ストーリー終盤までスキルの一覧が揃わない為、温存しがちです。
コストなしで振り直しが出来るタイプの方が相性がよいと感じました。
ストーリーはボリュームこそ結構な長さがあって、イベントシーンもしっかりしていて、話の大筋も普通なのですがキャラクター(特に主人公)の台詞は悪かったです。
主人公が敬語ばかり使うのは最後まで慣れませんでした。シリアスな場面で「あなたなんてもう友達ではありません!!」という台詞が出てきたときは笑ってしまいました。
主人公サイドが微妙な反面、敵の方はキャラが立っていてバックストーリーやそれぞれの関係性も良かったです。モーヴだけじゃなくマロンも仲間になって欲しかった。
グラフィックは前作の「ファイアーエムブレム 風花雪月」からとても良くなりました。
デザインは好みが分かれるかもしれませんが、モデリング・レンダリング・モーション全てが良くなりました。動作も軽いのでパフォーマンスのバランスも良いです。
ストーリー(の台詞)はイマイチでしたが、従来通りの安定感のあるSRPGでバトルパートがしっかり面白いので、シリーズを遊んだことがある人に凄くオススメの一本でした!
ファイアーエムブレムシリーズを遊んだことがない人でも今作は特に遊びやすくなっているのでオススメです。
プレイ時間
ハードクラシックでクリアまで60時間でした。ストーリー部分のみ急いで遊んだので遭遇戦と外伝まで含めると80時間ぐらいになると思います。ルナティックを残しておけばコスパはかなり高いです。
気に入ったところ
- マロンちゃん
- 最終戦のBGM
- エンディング
もう少し詳しく
音楽
◎どれもシーンに合っていました。ボス戦のBGMは緊張感があってバトルを盛り上げてくれました。主題歌は最初若干ダサく感じましたがエンディングも含めて最後には好きになっていました。
最終戦のBGMに歴代シリーズのメインテーマが入っていてカッコよかったです。
グラフィック
◎前作のウィークポイントだったグラフィックはかなり良くなりました。
ロードも含めて良くなっているので新しくエンジンを開発したのかと思いきや、実は汎用エンジンだったのでここまで出来るんだなと関心しました。
◯キャラデザが良かった。完全に好みですが歴代の主人公も違和感なく今風になっているので良かったです。どれもカッコいいです。
ゲームプレイ
◎バトルが面白い。流石にシリーズを重ねているだけあって凄く洗練されています。難易度を上げたりキャラを変えれば長く遊べるのも良いです。
全体の難易度は序盤こそ優しく感じましたが徐々に難しくなっていって面白かったです。
◎拠点での散策パートがある。バトルは1回の戦闘で1時間を超えることが普通にあるので連戦だと疲れます。早くクリアしたいときは面倒に感じますが、別のパートが適度に挟まれるので長く遊べます。
◯拠点のマップが使いやすくなっている。ロードを挟みにくい構造やワープ地点の情報が確認しやすくなっているのが良かったです。新たに開放された施設もワープメニューに載っているので分かりやすいです。
◯経験値を無限に稼げるようになった。周回しなくとも限界値まで上げられるのは遊びやすく、詰みにくいので良い調整かなと思いました。しかし難易度を下げることにもなるのでデメリットもありそうです。
△スキル継承に使うSPが溜まりにくい、スキル継承しにくに。SPの振り直しができないのでどうしても最適なものを選ぶために温存してしまいがち。ストーリー進行で一時的に紋章士の指輪が使用できなるのも影響しました。
△エンゲージ武器の強化が大変。効率的な稼ぎプレイが見つかれば緩和されると思いますが、ストーリー中は空気になっているのが残念でした。たった1回強化するにも10時間ぐらい掛かるのは重すぎます。
✕アイテムを個数指定して購入できない。贈り物を50個買うには100回もAボタンを押す必要があります。実際にはもっと大量に買うので・・・。
ストーリー
△主人公の敬語に違和感がある。シリアスだったり熱のこもったシーンで「ですますはいはい」言われると冷めます・・・。喋らない主人公より喋る主人公の方が断然好きですが、敬語だとこうなるんですね。
◯エンディングに流れるキャラクターのその後と、アートワークが良かった。世界観やキャラクターのことが補完されてとても良かったです。絵とスタッフロールが流れるだけのシンプルなエンディングですが達成感がありました。
システム
◯クリアまでフリーズなしで安定していました。ロードは普通ぐらいです。前作と比べるとかなり早いです。
前作の風花雪月の評価が高かっただけに今作にも期待していましたが面白かったです!
ストーリーについては評価が割れそうですがSRPGのバトルパートは非常に面白いです。
SRPGに馴染みのある人はもちろんのこと、遊んだことがない人でも楽しめる思うのでオススメです!
過去シリーズの主人公がたくさん登場しますがそれぞれのストーリーは出て来ないので、遊んでいなくて全く問題ありません。
骨太なゲームなのでじっくり遊びましょう。
クリアおめでとうございます
自分も何だかんだ楽しんでますがやっぱテキストが基本キツいですね…
主人公は女ならある程度マシですけど男はどうしょうもないですね…
やっぱ男主人公はアイクみたいなキャラのが使ってて楽しいです