「GuliKit KK3 MAX Controller」を購入したのでレビューとマクロなどの設定方法を解説します。
GuliKit KK3 MAX Controller
製品ページ:https://www.gulikit.com/productinfo/1130420.html
主な仕様
- ボタン:A, B, X, Y, L, R, ZL, ZR, START, SELECT, Dpad, L3, R3, HOME, CAPTURE, OPTION, LEARN, Mode, Pairling, P1, P2, P3, P4
- スティック:L, R
- ポート:USB type-C、無線(ドングルも付属)、有線
- 機能:ジャイロ、加速度、NFC、連射、マクロ、4つの背面パドル、トリガー感度調整
良い機能・良いパーツをてんこ盛りにしたハイエンドモデルということで、値段は高めになっています。国内のショップだと15000円前後、個人輸入でも11000円ぐらいの相場となっています。
GuliKit KK3 MAX Controllerの使い方・設定方法
電源オフ
コントローラー上面右(Rボタンの左)にあるModeボタンを長押しすると電源オフになります。電源を入れるには適当なボタンを押します。
電池切れの場合はUSBType-Cで充電しましょう。
モード切り替え
コントローラー上面右(Rボタンの左)にあるModeボタンをダブルクリックするとモードが切り替わります。(Switch→Dinput→Xinput→Android)
接続したいハードに合わせて変えましょう。
ペアリング
付属のUSBType-Cを使って有線接続する場合は、各ハードと繋いだ状態でいずれかのボタンを押して電源を入れれば勝手に接続されます。
無線で接続する場合は電源を入れた状態で、コントローラー上面左(Lボタンの右)にあるボタンを長押しするとペアリングします。
もしくはコントローラー上面右(Rボタンの左)にあるModeボタンを長押しして電源を切り、適当なボタンを押して電源を入れるとその際にもペアリングしてくれます。
接続が上手くいかない場合はモードを変える必要があります。
Switchで遊ぶ場合はジョイコンのマークが光るようにモードを切り替えましょう。
(旧Kingkong Pro Controllerとは操作が異なります。)
マクロ機能(AGPボタン)
あらかじめ設定した入力を自動で再現してくれる機能です。(動画ではクリスタル稼ぎをマクロに放置で行わせています。)
GuliKitのマクロは非常に優秀で、最大で10分間の入力を記録・再現してくれます。
マクロに対応していないボタンは背面パドルだけなので、キャプチャボタンやホームボタンも記録可能です。
再生はループ可能なのでRPGなどの稼ぎプレイで役立ちます。
マクロを記録するにはコントローラーの中央にある歯車ボタンの下にあるAGPボタンを長押しして、コントローラーが振動したら記録開始です。
好きに入力を行ったあともう一度AGPボタンを押すと記録完了です。
再生はAGPボタンを1回押すと1回だけ、AGPボタンを2回押すとループされます。
マクロ再生中はいずれかのボタン入力で中断されます。スティックは触っても中断されません。
各種設定(歯車ボタン)
機能 | 操作 | 説明 |
---|---|---|
連射切り替え | 歯車とA,B,X,Y,R,ZR | 1.ボタンを押している間は連射 |
2.ボタンを押すと連射し続ける もう一度ボタンを押すと連射停止 |
||
3.連射割当クリア | ||
AB、XY切り替え | 歯車と+ボタン | AとB、XとYを入れ替えます |
バイブレーション調整 | 歯車と十字キー上下 | バイブレーションの強さを変更 |
設定初期化 | 歯車と-ボタン | 全ての設定を初期化 |
ジャイロエイムアシスト | 歯車とL,ZLボタン | 1.感度弱 |
2.感度中 | ||
3.感度強 | ||
4.クリア(長い振動) | ||
スティックデッドゾーン | 歯車とキャプチャボタン | 1.有効 |
2.無効(長い振動) | ||
スティック感度調整 | 歯車とスティック押し込み | 1.感度弱(1回振動) |
2.感度中(2回振動) | ||
3.感度強(3回振動) | ||
ライト調整 | 歯車と十字キー左 | 1.明るさ弱 |
2.明るさ中 | ||
3.照明オフ | ||
十字キー切り替え | 歯車と十字キー右 | 1.4方向入力 |
2.8方向入力(長い振動) | ||
パドルキー割当 | 歯車と背面パドル | 1.割当 |
2.解除 |
ジャイロエイムアシストはカメラ操作をジャイロで制御する機能だと思います。(右スティックの入力にジャイロの入力も加える。)
スティックデッドゾーンは微弱な傾きを無視する設定です。感度が高すぎるゲームやスティックが故障し始めたときに有効です。
スティック感度は弱にすると限界まで傾けても50%までしか入力されなくなります。半倒し状態をキープしたい場合に有効です。感度を強にすると1.5倍になり、素早く100%の入力を行えますが細かな入力は難しくなります。感度中がデフォルトです。
パドルキー割当は歯車と背面パドル1-4を押すと振動するので、その後に入力したボタンがパドル1-4に割り当てられます。歯車と既に割り当てられているパドルを押すと割当が解除されます。
パドルキーは連射非対応ですがオリジナルのボタンと連射設定を共有しないので、オリジナルを押したときは連射して、パドルを押したときは非連射のような使い方が可能です。
キャリブレーションの調整
スティックは「L・R・A・十字キー左」の4つのボタンを6秒間押し続けるとスティックのリングが光るので、そのあとにゆっくりスティックを回すことで調整されます。
ジャイロは「+・-・A・十字キー左」の4つのボタンを同時に押すと調整されます。平らな場所に置いた状態で押しましょう。
トリガー方式の変更
トリガー入力を感圧式とボタン式に切り替えられます。
背面にあるスライダーがそれです。「・」になっている方がボタン式で、「-」になっている方が感圧式です。
トリガーの浅い押し込みを反映したい場合は感圧式にしましょう。
連打したい場合はボタン式にしましょう。スライダーを調整することで物理的な押し込みが制限されるのですぐに分かります。
アップデートの方法
アップデートはPCで行います。
- 公式サイトからファームウェアをダウンロード&解凍
- コントローラーをPCに接続する
- コントローラーの電源を切る(Modeボタン長押し)
- AGPボタンを押しながらAボタンを押すと「GuliKit」というドライブが認識される
まずはファームウェアをダウンロードして解凍しましょう。
公式サイトのDownloadのページにKK3Max KK3Pro用のファームウェアがあります。
バージョンは最新のものを選びますが、問題があればKK3Max KK3Pro用の古いバージョンのFWを使用してダウングレードできます。
解凍したら「NS39_KK3_MAX_***.bin」ファイルを使用します。NS38はMAX用ではなくPRO用なので使いません。
コントローラーをPCに接続したらコントローラーの電源をオフ。
AGPボタンを押しながらAボタンを押すと、PCにGuliKitというドライブが認識されるのでそれを開いて「NS39_KK3_MAX_***.bin」を移しましょう。
自動的に更新が終わってコントローラーの電源が切れます。
数分待っても終わらないようならModeボタンを長押しして電源を落としましょう。
FWが更新されたらスティックのキャリブレーションを調整するのがオススメとのこと。
使ってみた感想・レビュー
今回はホワイトカラーを購入しました。本当はNESカラーに近いグレイを注文したつもりだったのですが間違えました!
付属品はUSBType-C、6つのパドル、交換用のABXYボタン、HyperLinkAdapter(ドングル)です。
スティックカバーはショップのおまけとして入っていました。
背面パドルは取り外し可能で、付けるときは少し強く押し込む必要があります。
壊れないように少しずつ力を加えていきましょう。
あまり使わない場合でもボタンを割り当てなければ誤作動しないので、最初に取り付けておいた方がよいと思います。
ライトはスティックのリング部分が光ります。設定でオフにできます。
中央上にあるロゴはライトを消すことができません。
質感はグリップ部分の背面がザラザラ加工になっているのと、ZLZRのトリガー部分もザラザラになっています。表面はツルツル加工です。
重要な性能として、KK3MAXはポーリングレートが1000Hzとなっています。(無線の場合はドングルを使わないとレートが落ちるとのことなのでドングルを使いましょう。)
一般的なコントローラーの送信間隔と比べて4-8倍の性能があるようです。
Switchの純正プロコンが500Hzらしいので2倍の性能ですね。
送信の間隔が狭いほど精細かつ素早く入力されるので、PCのゲーミングマウスとかも1000Hz以上のものが主流です。
格闘やシューター系のゲームなら有利になるかもしれませんね。
値段は高いですが、性能は相応なので個人的には大満足のコントローラーです。
悪い点を挙げるとするなら、電源投入&接続時のバイブレーションが邪魔なぐらいです。
無駄にピカピカ光って震えてハイエンド感をアピールしてきます。
操作可能になるまで2秒ぐらい掛かるのでいらないです。
マクロだけ使いたい方は旧シリーズの「KingKong 2 Pro Controller」の方がオススメです。
Switch用のマクロコントローラー「Gulikit Kingkong Pro Controller」を購入したのでレビュー評価
最近Pro2のスティックの傘の部分が破損しましたが、軸は4年使い続けても現役です。
傘が物理的に破壊されるぐらい使い込んでもドリフトしていないので高耐久と言えます。
傘は2年で壊れたPro1から移植することで修理しました。(このシリーズはPro2からスティックの耐久性が大幅に上がっています。)
GuliKit KK3 MAXとGuliKit KK3 RPOの違い
実は似たような名前でKK3PROがあるのですが
KK3MAX(NS39)がハイエンドで、機能を削いだものがKK3PRO(NS38)です。
KK3 PROに無いもの
- 4つの背面パドルパーツ
- ZLZRトリガーの感度調整機能
- マクロの記録秒間(最大10秒)
- ジャイロエイムアシスト
- NFC(amiibo読み込みに必要)
まずKK3PROの方は付属品が少ないです。KK3MAXの方背面パドルが6つ付いてるのに対してKK3PROの方は2つです。差し込み穴は4つあるので、別で購入すれば4つの背面パドルを使用することは可能です。
ZLZRの感度調整機能もありません。背面のスライダーがありません。
そして一番重要なマクロの記録時間が最大10秒に制限されているのが一番大きな違いです。少し値段が安いですがこれは致命的なので私はオススメしません。
基本的な機能はエリコンとかなり似通っていますね
それに加えて連射・マクロ機能がついていてこの値段は安いぐらいかな?今使ってるエリコンがいつかダメになったらこれ買ってみようと思います