新しくビデオキャプチャの「Elgato Game Capture HD60 Pro」を購入したのでレビューを書いておきます。
これまでに使っていたビデオキャプチャは「AverMedia Live Gamer HD2(C988)」です。C988のレビューはこちらにあります。
今回は両方を比較しながらレビューしようと思います。
Elgato Game Capture HD60 Proを選んだ理由
- 1080pかつ60fpsで録画できるもの
- パススルー機能があるもの
- 内蔵カードタイプのものPCIe x1
- ソフトウェアエンコードタイプのもの
HD60 Proはこの条件を満たし、C988も同じです。
C988は安かったので購入しましたがHD60 Proの方が評価が高かったので本命はこちらでした。
1080pかつ60fps
Switchの最高画質が1920*1080の60fpsなのでこれは外せません。
HD60 Proは1080pの60fpsで再生、録画できます。
パススルー
PCの電源を付けている必要がありますが、HD60 Proに入力した映像を直接そのまま別のモニタに移すことができます。遅延がほぼ発生しないのが利点です。
内蔵カードタイプ
USBで接続するものもあります。USBの方が安いです。USBのデメリットはコードが邪魔になるぐらいです。内蔵タイプではコードがないので邪魔にならないのと接続不良の心配もありませんね。
ソフトウェアエンコード
PCでエンコード(録画)します。内蔵タイプは全てこれです。USBのものはハードウェアエンコードのタイプもあります。
ハードウェアエンコードではPCの性能に関係なく録画できますが、細かな設定ができません。ソフトウェアエンコードでは画質など細かく設定することができます。
Elgato Game Capture HD60 Proの良いところ
C988と比べて画質が良い
画質が良いというより色合いがオリジナルの映像に近いです。
比較を用意しました。↓この画像をクリックすると「オリジナル」「C988」「HD60 Pro」と切り替わります。
C988の彩度が低く薄暗くなっていますね。HD60 Proはオリジナルに近いですが色成分を分析すると若干赤色が強いです。
録画はOBSで色設定はデフォルトのままでその他の設定は共通にしています。
Elgato Game Capture HD60 Proの悪いところ
オーディオ用のドライバのみでは再生できない。
C988では録音用の仮想デバイスのみでHDMIから入力した音が取り込めました。つまりOBSやらの録画用ソフトを起動しなくても音が聞けたということです。
HD60 Proにもオーディオドライバがありますが、録画用ソフトを起動していないと音が出ません。もちろん録画用ソフトを起動していれば録画録音に問題はありません。
しかし私は少し不便を感じています。
若干重い
録画しながら「動画の編集」やら「画像の編集」など負荷のかかる作業を同時並行でやっているのですが、C988では感じたことのない重さを感じることがあります。
C988はかなり軽量なのでこの差は痛いです。
C988とHD60 Proはどっちが良いのか?
AverMedia Live Gamer HD2(C988)の方がオススメです。
HD60 Proの方が良いと思っていたのでちょっと残念です。
C988の画質は「映像の構成」を変更すればオリジナルにかなり近づきます。
次に「4K画質」のキャプチャを買うことがあればAverMediaの「GC573」にしようと思います。HD画質のはもう十分です。
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2018-07-20
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Elgato Game Capture HD60 ProとOBSの設定
>音が出ない
ミキサーの上で右クリック > HD60 Proの音声モニタリングを「モニターと出力」に設定
>動作が重い
ソースのHD60 Proを右クリック > プロパティ > 解像度/FPSタイプをカスタムに > FPSを「出力FPSに合わせる」
HD60 Pro ってハードウェアエンコードじゃないの?