リフレッシュレート200Hzのウルトラワイドモニタを購入したので感想、レビューを書いておきます。製品はJAPANNEXTのJN-VCG30202WFHDRです。
購入前に使用していたLGのウルトラワイドモニタはサブモニタとして現在は30型と29型のウルトラワイドをデュアルモニタで使用しています。LGモニタのレビューはこちら。
JN-VCG30202WFHDR
公式:http://japannext.net/vcg30202wfhdr/
仕様
モニタサイズ | 30 インチ | モニタタイプ | ワイド |
曲面型 | 曲面 | アスペクト比 | 21:9 |
表面処理 | ノングレア(非光沢) | パネル種類 | VA |
解像度(規格) | 2560×1080 | HDR | HDR10 |
表示領域 | – | 応答速度 | 1ms |
入力端子 | HDMI1.4×2 HDMI2.0x1 DisplayPortx1 |
スピーカー搭載 | なし |
幅x高さx奥行き | 707 mm 409 mm 185 mm |
重量 | 5.5 kg |
ウルトラワイドモニタとは
ウルトラワイドモニタとは16:9よりも横に長く、画面比率が21:9や32:9のモニタのことです。
21:9に対応しているゲームなら16:9では表示されない部分まで見えます。
21:9に対応していないゲームは単純に引き伸ばして表示されます。(引き伸ばさず16:9で表示することも可能)
家庭用ゲームは21:9に対応していないので恩恵を受けるのはPC用ゲームですね。画像のゼルダは引き伸ばされた状態です。
リフレッシュレート
1秒間に何回画面を更新するか、よく見る30fpsとか60fpsと同じです。
リフレッシュレートが高いほど画面がなめらかに、動きの速いシーンではクッキリと表示されます。
一般的なモニタは60Hzです。ゲーム以外にもブラウザや動画などPCで表示されるもの全てがなめらかに表示できるようになるのでリフレッシュレートが高いに越したことはないです。
最近ではスマホで120Hz以上のものが増えていてウェブサイトを見るのもスマホの方がヌルヌル表示されますよね。なめらかに表示される方が目にも優しいです。
JN-VCG30202WFHDRを購入した理由
- ウルトラワイド
- リフレッシュレート144Hz以上
- 新しい
- 価格が安い
サブモニタにしたLGのウルトラワイドが凄く良かったのでウルトラワイド以外の選択肢はありませんでした。
ウルトラワイドになるだけで価格が倍以上になるので手を出しにくいのですが、満足度も高いです。デスク周りがスッキリするし見た目もカッコイイです。
リフレッシュレートはサブモニタは60Hzだったので144Hz以上にしようと決めていましたが価格が7~10万円ぐらいになるので決断できませんでした。
でもこの製品は200Hzで3万4000円、しかも発売して1ヶ月も経っていないのでドンピシャリでした。
なお3万4000円なのは期間限定セールだからです。1万円引きになっています。今後はどれぐらいの価格で落ち着くのか分からないのでチャンスですね。
JN-VCG30202WFHDRの良かった点
- 曲面ディスプレイがなかなか良い
- コスパが高い
- PIP機能
曲面ディスプレイがデュアルモニタで使いやすい
サブにしたウルトラワイドは平面だったので曲面の必要性を感じたことはありませんでした。でもモニタを複数使用するなら曲面の方が有利だと感じました。見やすいです。
シングルで使うなら29型や30型に曲面は不要です。
でも後々デュアルモニタにすることも考えれば曲面の方が良いかもしれません。
この価格でウルトラワイドの200Hzは凄い
粗悪品でもなく、普通に使えてこのスペックでこの値段は破格です。
ちゃんと200Hzになっています。
画面分割機能が意外と便利
PIP(ピクチャーインピクチャー)が意外と便利です。これ一台でも2つの入力を分割して同時に表示することができます。PC画面とゲーム画面とかも可能です。
PIP目的で購入するのはオススメできませんがあって損はない機能です。
JN-VCG30202WFHDRの悪かった点
- HDRは要らない
- 本体設定が分かりにくい、操作しにくい
- 底面LEDがスタンバイ状態で点滅する
- VAパネル、曲面パネル
HDRは要らない
悪かった点とは少し違いますがHDRは要らない派なので省いて他にコストを回して欲しいです。サブもHDRに対応していますがこの3年で一度たりとも使ったことはありませんでした。テレビの機能としてはアリかもしれませんがPCだと対応したソフトやウェブサイトがほとんどないのでね。費用対効果も低いので普及する未来もない・・・?
本体設定底面にあるボタンが使いにくい
2軸でグリグリ動かせるタイプではなく、ボタンが分かれているタイプです。
頻繁に使うものじゃないのでコスト削減と思えばデメリットにはなりませんね。
でもDP入力じゃないとアスペクト比を変えられなかったり、使えない機能があることが分からない(何も表示されない)のは直した方が良いと思いました。それこそ取説にも書いてないのはいかがなものかと。
LEDを消灯したい
PCの電源を切るとモニタもスタンバイ状態(スリープ状態)になりますがそのときも底面のLEDが点滅し続けます。消したいです。
VAパネルはやっぱり微妙
せっかく200Hzでヌルヌルなのに細い線や黒背景だと赤色の残像がめちゃくちゃ気になります。値段を考えれば慣れれば許容できる範囲内ではありますが、次は絶対にIPSパネルにしようと思わせるぐらいではあります。
お金に余裕があるならIPSパネルのものをオススメします。
VAの方が綺麗に見えるらしいんですけどね。私には合いませんでした。
あと曲面だと構造上バックライトが弱いのか両端がちょっと暗いです。取説には仕様なので問題ないと書かれていました。
画像はイメージです。これほど極端ではありませんが背景が白のページだとよく分かります。私は使っていて全く気になりませんが気になる方がいるかも?
総評
- ウルトラワイド、200Hz、曲面で3万円台はコスパ最強
- VAパネルはよろしくない、残像が凄く気になる
お金に余裕があるなら別の製品を、200Hzのウルトラワイドを安く買いたいならこれを。
そんな感じです。決して悪い製品ではないです。
他だとLGの34GL750-B辺りですかね。
G-SYNC
あとこの製品はG-SYNCに非対応なので必須の人は注意が必要です。FreeSyncには対応していて最近はNVIDIAのグラボでもG-SYNCとしてFreeSyncを扱えるようになりつつあります。
現時点でも3060TiでFreeSyncオンでG-SYNCが使えるのを確認しました。
でもソフトによっては余計に画面が乱れる状態も確認しました。
こちらはドライバのアップデートに期待ですね。G-SYNCに対応させるだけでモニタ側は1万円ぐらい値段が変わるのでFreeSyncで統一して欲しいですね。
モニターより3060ti羨ましい