「聖剣伝説 VISIONS of MANA」をクリアしたので評価とレビューを書いておきます。
聖剣伝説 VISIONS of MANA
https://www.jp.square-enix.com/seiken_vom/
ジャンル:RPG
発売日:2024年8月29日
メタスコア:74
私の感想評価レビュー
総合75-80点
音楽 | 4.5 |
グラフィック | 4.5 |
ゲームプレイ | 4.0 |
ストーリー | 4.0 |
システム | 3.5 |
簡易まとめ
王道系のストーリーでサクサク遊べるRPGでした。必要な要素は一通り持っていて丁寧に感じる部分もあったのですが、最終的に大きく跳ねることはありませんでした。
カジュアル目線だと「ちょうどいいRPG」なので、30-40時間のボリュームを求めて遊ぶには良い作品です。
バトルは移動・回避・ジャンプ・弱攻撃・強攻撃に加えて、ワンアクションで出せる技を使った簡単なアクションバトルです。
ジャスト回避やカウンターなどのシビアな操作を要求するシステムはないので、優しいです。
難易度的には遊びやすいのですが、カメラワークは扱いにくく(見づらく)感じる場面も多かったです。雑魚戦は敵の数が多く・柔らかいので、ターゲットが頻繁に移るので見づらさが増していました。
ボス戦は敵が大きかったり、高いところまで飛んだり、ワープしたりと見づらくなる要素が多かったです。
育成システムは「精霊器」というキャラクターのクラス変更と、技を自由に付け替えれる「アビリティシード」という装備があるぐらいでシンプルです。
キャラクター間に共有制限があったり、組み合わせの幅があるのは良いのですが、攻略中に活かし切るのは難しいというか、悩まずともサクサク進むので組み合わせの優劣を感じにくいのは勿体ないと思いました。
制限を付けるならアビリティは最初から自由に組み合わせ可能で、必殺とステータスだけ精霊器と固定とした方が良かったかもしれません。
フィールドは非常に良かったです。絵的にもプレイ的にも非常に満足しました。
全体的に明るい雰囲気の場所が多くて楽しかったのと、マップ(ミニマップ)で収集物がある場所が表示されているのが快適でした!とても良かったです。
クラスの育成に必要なポイントをフィールドに散りばめていることともマッチしていて、道中の探索の感触を良いものにしてくれていました。
プレイヤーの育成要素だけでなく強敵とも遭遇するようになっていたのも良かったです。
グラフィックは綺麗なのですが、動いてると不気味さを感じます。髪の陰影だったり、目や口の動きが不気味に見えます。
街やフィールドの背景はどれも良かったです。
ストーリーは王道で大筋の部分は良かったです。御子の存在とマナの世界の秘密など。
しかしキャラクターに関しては、カリナ以外が弱く感じました。カリナだけが素のキャラクターで、それ以外は役を演じている感じがして入ってきにくかったです。
あとは「なにこれいる?」と感じるシーンがあって気になりました。モートレア→パルミナの謎のプチ恋愛など、結局なにも無かったので、やるならガッツリやって欲しかったです。中途半端だと置いてけぼりに。
大きく跳ねることがなかったので点数は伸びていませんが、カジュアルで遊びやすく、良策に分類される作品なのでいので「ちょっとRPGを遊びたい」という人にオススメしておきます。シリーズものではありますが、初めて聖剣伝説を遊ぶ人にもオススメです。
プレイ時間
クリアまでは30-35時間です。トロコンを目指すと+10時間ぐらいになると思います。
強くてニューゲームや難易度ベリーハードなどの周回要素もあります。
気に入ったところ
- 土の神獣ゲールース戦、ジエン・モーランを感じました
もう少し詳しく
音楽
◎シーンに合った音楽と曲数。しかし全体的に大人しいものが多く、頭に残るようなものは無かったので満点には届かず。プレイ中はしっとりしていて良い感じなんですけどね。
グラフィック
◎絵が綺麗。キャラクターも背景も綺麗です。
△動くと不気味さを感じる。口と目の動きがちょっと。
◎キャラクターごとに9種類のクラスとそれぞれの見た目がある。3Dモデルの方ですが結構な数があるので大変そうです。パルミナの太ももが加点対象になっているとの噂も。
ゲームプレイ
◎バトルの操作が簡単で遊びやすい。
△バトルが簡単で、育成システムの恩恵を感じにくい。誰の攻撃で与えたダメージなのか分かりにくいのも1つの要因に。
△バトル中のカメラワークが悪い。柔らかく数の多い雑魚敵、大きく移動が激しいボスを追いきれていない。
◎マップ(ミニマップ)に採集物の場所が表示されている。探索の目的となる報酬も良い感じのものが配置されていたのでとても良かったです。
◯クリア後に育成要素が強化される。
✕ファストトラベルが使いにくい。マップ制限、大陸制限など最終的には無駄にしかならない仕様は不満を感じた人が多いはず。
△戦闘終了直後にメニュー操作を行えない。経験値獲得、レベルアップの演出が終わるまで移動しか出来ず宝箱も開けられないのは地味に嫌でした。
ストーリー
◎御子の運命とマナの循環など大筋の設定が良かった。それを断ち切るために動いていたオーリンや、元となったディオフォロスや女神の存在など。
△主人公にあまり魅力を感じなかった。姫キャラのヒナを守る騎士役に準じすぎて、ヴァル本人の個性が薄くなったという感じでしょうか。女性の視点だとまた違った感想になるのかも?
◯ディオフォロスの虚を衝くために毒薬を作っているところに、ディオフォロスが現れたシーン。ボス用にコソコソ細工してるところにいきなりボス自ら出向いてくるので笑いました。大岩をカリナと皆で押すシーンもネタっぽく見えたので笑いましたが、ネタで合ってますよね・・・?
システム
◯PC版で一度だけクラッシュしましたが頻発する気配はなく、オートセーブもちょこちょこ入るので問題ありませんでした。
何か新作RPGでカジュアルに遊びたいときはちょうど良いのでオススメしておきます。
あとゲームの感想ではありませんが、パッケージ絵とキャラデザ(アートワーク?)はお気に入りです。カッコいいです。
攻略はhyperWikiに作ってあるので遊ぶときにはチェックしてみてください。
マップデータの調整と裏ボス関連を引き続き作っていきます。
SFC、PS時代の雰囲気、世界観とコミカルな演出を現代でよく再現したものだと思います
細々と気になる点もあるのですがこの雰囲気とグラフィックの世界を走り回るだけでも結構満足できます
個人的に書塔が神秘性とダイナミックさが共存してお気に入り