メインPCのモニタを21:9のウルトラワイドモニタに買い替えたので使ってみた感想、レビューを書いておきます。製品はLGの29WK600-Wです。
はじめにウルトラワイドに変えてみての感想を書きます。製品の細かなレビューはその次に続きます。
29WK600-W
公式:https://www.lg.com/jp/monitor/lg-29WK600-W
仕様
モニタサイズ | 29 インチ | モニタタイプ | ワイド |
曲面型 | – | アスペクト比 | 21:9 |
表面処理 | ノングレア(非光沢) | パネル種類 | IPS |
解像度(規格) | 2560×1080 | HDR | HDR10 |
表示領域 | 673×284 mm | 応答速度 | 5ms |
入力端子 | HDMIx2, DisplayPortx1 | スピーカー搭載 | 有り |
幅x高さx奥行き | 698x411x209 mm | 重量 | 5.2 kg |
LG Electronics Japan
2018.1.26
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ウルトラワイドモニタとは
一般的に使われている16:9の縦横比のモニタがワイドモニタです。テレビも地デジ化してからは16:9が普通ですよね。ワイドが普及する前は4:3のスクエアモニタでした。
ウルトラワイドモニタとは16:9よりも横に長く、21:9や32:9のモニタのことです。
ウルトラワイドモニタに変えてみて
まず私の前の環境は24インチと22インチのデュアルモニタでした。
隣り合わせで並べて常時2画面にしていたわけではないので、メインを24インチで必要なときに22インチをサブモニタとして使っている感じでした。
そこからウルトラワイドにしてみて感じたことを書いてみます。
表示領域の拡大
まず単純に表示領域が広がったことで作業効率が上がりました。ブラウザを同時に2つ起動したり、複数のソフトを画面に表示しておくことができて便利です。
切れ目がないのでマウス操作がしやすい
モニタを2つ並べたデュアルモニタの環境では、モニタのフレームがあるせいで真横に並べたとしても表示領域が区切られてしまいます。
ウルトラワイドは切れ目のない1つの画面なのでマウス操作が自然にできます(大きなメリットではないですが便利です)
デスク周りがスッキリする
これが一番の利点かもしれません。デュアルモニタではモニタの数だけ電源(ケーブル)が必要なのでごちゃごちゃします。モニタを2枚置いているのとウルトラワイド1枚とでは圧迫感が全然違います!めちゃくちゃスッキリしています。
そしてめちゃくちゃカッコイイです。
もっとたくさん魅力を紹介しようと思ったのですが出てきませんね・・・。まぁ単純に画面が大きくなっただけですからね。でも私的にはウルトラワイドはデュアルモニタの上位互換だと思いました!モニタを買い替え予定の方にはおすすめします。
ウルトラワイドだからできること
次はウルトラワイドだから出来ることを紹介します。
21:9の縦横比でゲームができる
これを目的にウルトラワイドのモニタを買うという人もいると思います。
21:9では今まで描画されていなかった領域も表示されるようになります。対戦型のFPSのゲームでは有利になったりもしますね。その他のゲームでも没入感が増します。
21:9で遊べるのはPCゲームだけ
これは注意するポイントです。家庭用ゲーム機では21:9の描画をサポートしていません。全てのゲームが21:9に対応していません。
しかしモニタ自体が16:9映像を画面全体に引き伸ばす(ストレッチ)機能を備えています。ゼルダだとこんな感じになります。
「引き伸ばしているだけ」なので今まで見えていなかった場所が見えたりはしません。
しかし私も引き伸ばしでプレイしてみたところ没入感は少し上がったように感じました。
引き伸ばしているのでキャラが太ってみたりしないか?という点も問題ありませんでした(21:9では気になりませんが32:9まで引き伸ばすとなると厳しいでしょう)
ゲームを21:9にする
PCゲームでもソフト側が対応していないと21:9にはなりません。事前に確認しておく必要があります。最近のソフトでは「モンスターハンターワールド」のPC版が出るので期待していたのですが、21:9には対応していませんでした・・・。
調べていて分かったのですが、実は家庭用のゲームも非正規の方法で21:9にできるようです。いわゆるエミュレーターと呼ばれるものです。詳しいやり方などは分からないので紹介できません。各自で調べてみてください。
29WK600-Wのレビュー
この製品を選んだ理由、ポイント
- 29インチであること
- 価格が安いこと
- HDRに対応していること
- 曲面ではないこと
まず29インチであることがポイントでした。画面の大きさというより本体の大きさがポイントです。大きさを計ってみたところ29インチより大きなサイズ(34インチ)では大きすぎて机からはみ出しそうでバランスが悪いとわかりました。
ウルトラワイド21:9では29インチか34インチが主流です。32:9では49インチとかになったりします。結構な大きさなので事前に必ず大きさを確かめましょう。
21:9では25インチのモデルもあったりしますがオススメできません。ウルトラワイドであるメリットを感じられないでしょう。
価格が安いこともポイントでした。現時点でのネット価格では35000円前後となっています。ウルトラワイドモニタの中では手頃な値段です。ウルトラワイドがもっと流行れば値段も下がっていくでしょう。
HDRに対応していることもポイントでした。しかし購入後はHDRの機能をほとんど使っていません。その理由はPCで使うソフト側が正式にHDRに対応していないからです。
モニタの設定でHDRを選んでもそれだけではHDRの効果はありません。たしかに鮮やかになりますがそれはただコントラストを上げたり明るくしているだけです。
PCではソフト側がネイティブでHDRの機能を備えている必要があります。PC以外のゲーム機でも同じです。HDRを正式にサポートしているものだけです。
Youtubeなどのサービスやブラウザ側がHDRをサポートしていれば良いのですが・・・?
YoutubeはHDRを正式にサポートしています!
しかし現時点ではブラウザはChromeしか対応していません。
HDR機能を使うにはまずディスプレイ設定からHDRをオンにしましょう(Windows10ではデスクトップを右クリックするとメニューに出ます)
この状態でHDRをサポートしているソフトを起動するとHDRの映像が見れます。
曲面でないこともポイントでした。29インチ程度の大きさなら曲面である必要がありません。もっと大きくなれば曲面の方が見やすくなります。
29WK600-Wの評価
21:9のウルトラワイドでこの価格はコスパが良いです。台(足)のデザインがかっこ悪いと思っていたのですが実際に設置してみると良い感じでした。
総合的にはとても満足しています。ただHDRが現時点では機能していないので、HDRをなくして価格を下げて欲しいですね。今後HDRがもっと普及すると考えれば価値は上がりますね!
HDRなしの類似品もオススメしようと思ったのですが、国内では値段に差がありません。
値段が同じなら「大は小を兼ねる」でこの製品がオススメです。
あと注意点が1つあります。この製品の解像度は高さが1080pxなのでそれより大きな解像度を使っていた場合は縦が狭くなります(29インチでは2560×1080が主流)
4Kかウルトラワイドか
まず言えることはゲームの場合はどちらもオーバースペックです。快適に動かすには結構な性能が必要です。自分のマシンと相談してみましょう。
ゲームをしないその他の用途では4Kよりウルトラワイドの方がオススメです。やはり横に広く使えると作業がしやすいです。
29WK600-Wの写真
を載せようと思ったのですが上手く撮れなかったので開封したところだけ。このモニタ自体はカッコイイのですが映えるように撮るのは難しいですね。
誰が求めているんだよ!ってな感じのつまらない画像でした・・・。
とにかく購入して手元にあるので詳しく知りたいことがあればコメントしてくださいね。
LG Electronics Japan
2017.4.28
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2018.1.26
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29WK600-Wについてですが、ニンテンドースイッチなどゲームをする際は21:9に引き伸ばさずに、16:9のまま表示することは可能なのでしょうか?(左右に空白ができる状態)