ついに来週7月29日に「ゼノブレイド3」が発売するということで、直前なので改めて1と2のストーリーをおさらいしようと思います。
「簡潔に」まとめていますが、「ガッツリと」ネタバレがあります。
3の前に1と2を遊ぶ予定の方、進行形で遊んでいる方は注意してください。
1と2を遊んでいないけど3を先に遊ぶ方は大丈夫だと思います。3の中で1と2の大筋を知ることになるはずなので、予め知っておいた方が入ってきやすいと思います。
ゼノブレイド1のストーリーの大筋
世界には「巨神(ザンザ)」と「機神(メイナス)」という2つの巨大な神がいました。
巨神を世界とする「巨神界」は自然豊かで「人」などの生物が、
機神を世界とする「機神界」は機械だらけですが「マシーナ」という種族がいました。
巨神界と機神界に生きる生命は、互いに手を取り合って生きていけるとメイナスは思っていましたが、ザンザは自分が生み出した「生命」が次第に神である自分の存在を忘れてしまうことを恐れていました。
ザンザは己の存在が薄れないよう生命を意図的に殺し、巨神に返し、また新たに生命を生み出すことで自分を永遠の存在にすることを望んでいました。
メイナスはそれを許さなかったので、互いに戦うことになりました。
巨神界に生きる生命はそのことを知らず、一方的に機神界から侵略を受けていると思いながら機神兵と戦争を続けていました。
(実は母体の巨神の方が悪だったなんて、終盤までこの事実は伏せられていたので初見プレイでは驚きました。)
その争いの中、モナドを使う青年シュルクがなんやかんやで巨神界の神であるザンザを倒して、シュルクが新たに神となり「神無き世界」を作りました。
これがゼノブレイド1の話の大筋です。
そしてゼノブレイド1の世界は、別の次元の世界にいる「クラウス」という人物が行った実験(の失敗)で誕生した世界で、
ザンザ(巨神)はその実験が行われた世界のクラウスであると。
ここまでがゼノブレイド1に収録されているストーリーですが、7年後に発売された「ゼノブレイド2」では
ゼノブレイド1の世界に飛ばされたザンザはクラウスの「半身」だったことも判明しました。
ゼノブレイド2のストーリーの大筋
ゼノブレイド2は「雲海」と「巨神獣(アルス)」からなる「アルスト」と呼ばれる世界の物語です。
実はその世界はゼノブレイド1の世界を創る原因になった「クラウス」が実験を行い失敗した(崩壊後の)世界であることが最後の最後で判明します。
世界は、クラウスの新たな世界を創るという実験が失敗し、物や人などいろいろな物が別の次元に飛ばされて酷く崩壊した状態でした。
その崩壊した世界を再生するためにクラウスは「雲海」を作りました。雲海は崩壊した世界の物質を再構成する性質を持っています。
次にクラウスは崩壊する前の世界の全ての生命情報を持った「コアクリスタル」を雲海に放ちました。コアクリスタルは雲海と結びつきやがて「巨神獣」が誕生しました。
コアクリスタルから生まれた巨神獣は純粋な生命を生み出し、生命はやがて人間へと進化しました。
その人間が生まれた世界をクラウスは恐れていました。
「また自分と同じような(危険なことをする)人間が現れるのではないか?」と。
それを防ぐ為にクラウスは次に「ブレイド」を作ることにしました。
ブレイドのコアクリスタルには記憶が蓄積されるようになっていて、その記憶は「トリニティプロセッサー」と呼ばれる3つのコアクリスタルに送られるようになっていました。
(このトリニティプロセッサーの2つがメツとホムラ、消えてしまった残りはゼノブレイド1の世界のアルヴィース)
トリニティプロセッサーは送られてきた記憶を管理し、新たな進化コードをコアクリスタルに送ることで、ブレイドのコアクリスタルがやがて巨神獣になるとき、クラウスが恐れていたことが起こらないような世界へと進むことをクラウスは望んでいました。
- 巨神獣:死ぬとコアクリスタルになる。生命を生み出す。
- コアクリスタル:ブレイドになり同調した生命との記憶を蓄積しトリニティプロセッサーに送る。トリニティプロセッサーから送られてきた進化コードを元にやがて巨神獣になる。
要するに人がブレイドを同調することで共に過ごした記憶を管理し、人の進化をクラウスの望む方に書き換えていったわけですね。
その生命の循環の中でクラウスの望んだ正しい世界が生まれると思っていましたが、現実はそうではありませんでした。
とてつもなく長い生命の循環の中でも人間は、崩壊する前の世界と同じで、変わることはありませんでした。
クラウスは諦め全てを放置することにしました。
そしてゼノブレイド2のストーリーの500年前、クラウスの所へ「マルベーニ」がやって来てトリニティプロセッサーを持ち帰りました。このときクラウスは正しい世界を再生させることを諦めていたので何もしませんでした。
マルベーニが持ち帰ったコアクリスタルの内「ロゴス」と呼ばれる方をマルベーニが同調し「メツ」が生まれ、「プネウマ」と呼ばれる方を「アデル」という男が同調し「ヒカリ」が生まれました。
マルベーニはクラウスと同様に人の愚かさ醜さを知っていて、メツを利用してその世界を変えようとしました。その結果メツはマルベーニの影響を受け「世界を消滅させる」ことを望みました。
暴走したメツをマルベーニも止めることができず、アデルはヒカリを使いメツを止めました。
———それから500年後こうした背景の中、循環する生命の流れに抗おうとレックスは「楽園(世界樹)」を目指すことになり、ゼノブレイド2の物語は始まります。
からのなんやかんやで世界樹へたどり着いたレックスは世界を消滅させようとしていたメツを倒しました。
世界を諦めていたクラウスでしたが、ホムラとレックスが再同調するという本来ありえないことが起こり、同時に扉(ゲート)が再び動き出したことで「世界は変わるのかもしれない」と思いました。
ゲートの消滅と共にクラウス本人も消えてしまうことを悟り、クラウスは最後に雲海と巨神獣による生命の循環システムを変えました。
変わった世界では雲海が海になり巨神獣たちは世界樹とひとつになり、それが「楽園」になりました。
こうしてレックスは楽園へとたどり着くことができました。
以上がゼノブレイド1と2のストーリーの大筋です。
かなり省略して紹介しましたがネタバレを知っていてもなお、良いストーリーなので未プレイの方には是非おすすめしたいです。
3を先に遊ばれる方でも機会が出来たら遊んでみてほしいです。全体の大筋も良いのですが、個々のイベントシーンがすーごく良いです。
最後に昔作った簡単な構図を。
3ではトリニティプロセッサはたぶん全員出てきそうですが、どのような役割になっているのか?楽しみで仕方ないです!
他にも1と2のストーリーで謎のなっている部分や3で期待する展開があればコメントに書いていって下さいね。発売後はネタバレの関係でしばらくストーリーについては触れられないので(たぶん2週間~1ヶ月)クリア考察はそれまでお預けです。
記事作成お疲れ様です
クラウスの最後の手向けは生命循環システムを変更したというかは世界再生システムを最終段階へ進めた、みたいな感じかなと思いました
アルスが寿命を迎えたら雲海に沈んでいくのも、沈んだ死骸が積もり重なって大陸化するように元々設計していたのではないかなと
ラストの手向けシーンで大陸を覆っていた雲海の消去と現存する全アルスに対して強制移動させるコマンドを送信した、という解釈です