アイオニオン・モーメントを読んで、シティーの人たち、特にロストナンバーズの存在について考察したので書いてみます。
シティーの人たちの思い
今回のタイトルまでは少し遠いですが、事の発端として
本編のエンディングではアイオニオンが2つの世界に戻る(少年ノアが笛の音を聞くシーン)というような描写で終わっていて、アイオニオンで新たに生まれたシティーの人たちはどうなるのか?最後にノアたちの決断に納得していたのか?
という疑問を持たれていた方が結構いました。コメントもありましたし、ツイッターでもよく見ました。
私は最後にゴンドウとモニカが前向きに受け入れていたことから、クリア直後はあまり気にしていなかったのですが、シティーの人たち全員がそうだったのか?と改めて考えるとなんとも言えないですよね。
>どうせモブなんだからどうでもいいでしょ
そのように流すこともできますが、簡単に捨ててしまうと他の設定が崩れたり弱くなったりするので、ある程度は固めておく必要がありますよね。
そもそもアイオニオンが生まれた原因がその他大勢の意思によるものなので、納得していない状態で正常な世界に戻せるのか?という懸念も生まれそうです。
ソーカントクの回答
- まずノアたちはシティーの人たちは歪んだ世界(今のアイオニオン)ではなく、本来あるべき世界で生まれてくることを願い、最後の決断をした。
- この今現在(アイオニオン)のそれぞれの人の考えはあるんだろうけど、それは一旦忘れてもらって、新しく生まれ変わってもらって・・・。
と言われています。
メビウスに支配されていた世界を考えると当然、ハッピーエンドに向かってはいるけどシティーの人たちはそれを知っていた訳ではないようですね。
ノアたちですらシティーの人たちがまた生まれてくることは確定した未来ではなく、強く信じて願った未来なので、シティーの一般人ならば何も知らされないまま最後を迎えたと考えるのが自然でしょうかね。
もちろん描写はありませんが、何らかの力で全員に確定した未来を感じさせたという捉え方もよいと思います。設定的に許容できるはず。
そしてソーカントクはもう1つ大切なことを言っています。
- 本編エンディングのケヴェス・アグヌス・シティーと3つに分かれている構造は、2つの世界がいずれ1つの世界になって、その未来に必ず生まれてくる人達であるという暗示なんです。
なんと、新たなる未来のエンディングで2つの星が1つになるあのシーンはそういうことだったんですね。あれが本来あるべき世界。
2つ世界が完全に消滅した状態。これがアイオニオンが存在している状態なのか、アイオニオンが消えたあとなのかは不明。
クラウスが元いた世界、の消滅後に1と2の世界が生まれる地点・・・ではないですよね。アルストの下にはモルスの地が残っていたので、2の世界は消滅していないはず。
元の2つの世界が再生されて離れていく状態。
エンディングで少年ノアが笛の音を聞いたのは再生後の地点。
おそらく本編並のなんやかんやがあって、2つの世界が光りだす。
黄色と青色の融合で緑色になっているのは何かのヒントというか理由あってのことですよね。
そして最後に融合して1つの世界に。これがノアたちが信じた未来であり、シティーの人たちが生まれてくる世界。
歌詞によるとこの世界には「全部」があるようです。恐ろしいも・・・。
少し話は逸れましたが、エンディングを迎えるにあたってシティーの人たちがどの程度理解していたのか?アンケートを取ってみます。
ロストナンバーズが悪の組織だったとしたら
前置きですが「だっとしたら」の妄想なので、ラフに読んでください。
まずロストナンバーズという組織について。
ロストナンバーズはシティーの人たちからなる軍組織、目的は打倒メビウスでメビウスと戦いながらゆりかごに入っている元の世界の人を救出している。
ロストナンバーズには選ばれてウロボロスになる人もいる。
名前の由来については言及されていませんが、いくつか考えられます。
- 1期から10期までの番号のない人たちの意味
- オリジンが管理するための番号が振られていない人たちの意味
仮想世界のようなもの、ということが分かったので後者で合っていそうですね。それを自分たちで決めたとなるとメタ過ぎるので、メビウス側に名付けられたんでしょうね。
ロストナンバーズという組織については、シティーに住んでいる人ならほぼ全員が知っていたはずです。
家族が兵士の人もたくさんいますし、町中に兵器もありますし。
ロストナンバーズの組織についてはシティー全体で認めているとして、ロストナンバーズの行いが本編の結末を迎えることはどうだったでしょうか?
シティーが生まれたのは全てを知っているシュルク・レックスがいた頃からなので、昔のシティーにはアイオニオンの仕組みを知っていた人物もそれなりにいたはずです。
「元の2つの世界に戻す」ことが目標であり、そのために動いていたはずです。
この目標はめちゃくちゃ重要なことですが、ノアたちの時代になるとロストナンバーズの目標は「打倒メビウス」に変わっているんですよね。
つまりこれは、ロストナンバーズは最終的にシティーの人たちが全員消えてしまうことを隠して活動しているわけです!
(タイトルの「悪の組織」がチラついてきましたか?)
当然、その意識がないまま活動している人が大半でしょうから、これはロストナンバーズのトップしか知らない事実です。
そのことを知ってしまった人物は消される・・・ヒェなんて裏設定があるかもしれません。
トップとはすなわちモニカであり、その前はヴァンダムさんです。
もしかしたら、どちらも見てきたゴンドウは闇の部分まで知っていて反抗していたのかもしれません。
はい!ということで以上が「ロストナンバーズ=悪の組織」説です。
もちろんそんなことは全くないでしょうから
その逆で、ロストナンバーズの目標が「元の2つの世界に戻す」というままで活動していたのであれば、シティーの人たちは納得して最後を迎えた可能性が高いと思います。
それと同時にロストナンバーズを嫌っている人もいたので、やはり結末を知っていたのかもです。
終わりです。破綻しそうな部分を見つけた方はまたコメントからお願いします。あとシティーの人たちの思いについて、オニモメを読んだあとの皆さんの感想が知りたいです。
納得したとか、まだ納得できていないとか。
「大半が理解していたが納得していない人もいた」に投票しました
本編最終盤でケヴェスアグヌスシティー全陣営が団結してオリジンへ戦力を向けたことが根拠です。未知の未来へ共に行こうという意志を感じたも
メビウスのように未来への不安恐怖心は誰しも持っているので、納得していない人というよりは全員にあって当然の感情だと思いますね