今回は「浮力」について調べたので紹介します。浮力は個々のオブジェクトに設定されており、浮くものと浮かないものが分けられています。
浮くものだけで乗り物を作れば、水上も移動できます。
ティアキンにおける「浮力」
物に熱を与えると燃えたり、水を冷やすと凍るなど、さまざまな化学反応を現実を模して再現しているティアキンですが、物が水に浮かぶ「浮力」も例外ではありません。
前作の「ブレス オブ ザ ワイルド」でも氷は浮いたり、宝箱は沈んだりなど少しだけ再現されていました。
ティアキンでは個々の物体(オブジェクト)に浮力用のパラメータが設定されており、浮きやすいものと沈みやすいものがあります。
浮力が再現されているのが分かりやすいのは「ラシワカの祠」の「浮き」や「ビート板」ですね。水に沈めると勢いよく飛び出します。
浮力用のパラメータ
浮力に使われているのは「Buoyancy」というパラメータです。訳すとそのまま「浮力」です。
現実世界での浮力は値が高いほど浮き上がる力も強いわけですが、
ティアキンではBuoyancyの値が小さいほど浮き上がる力が強くなります。物理演算に使われるパラメータの1つとして、そういうもんなんだと考えましょう。
Buoyancy | オブジェクト | Buoyancy | オブジェクト |
---|---|---|---|
1.4 | 鉄板、鉄棒 | 0.4 | 丸太 |
1.2 | 岩、格子 | 0.36 | 丸太 |
1 | 車輪 | 0.35 | ぬいぐるみ小 |
0.8 | 壺、プロペラ | 0.3 | ぬいぐるみ大 |
0.7 | 看板、クィンギブドの巨大羽 | 0.2 | 船 |
0.6 | 木材、角材 | 0.16 | ビート板 |
0.55 | 丸太 | 0.1144 | 浮き |
0.525 | 丸太 |
一番Buoyancyが小さいのは「浮き」で、ビート板はその次です。
一番重いのは鉄です。「最重量オブジェクトを探す」の記事で紹介した「鉄球」と「遺跡片」はどちらも質量が50000で最重量としましたが、浮力には差がありました。
Buoyancyは鉄球が1.4で遺跡片が1.2なので、鉄球の方が浮きにくいはずです。
確かめるには鉄球と遺跡片に同じ物を付けて、浮くか浮かないかを比べます。
鉄球だけ沈めば、Buoyancyの差を確認できるのですが微調整が難しすぎました。
少しやり方を変えて、同じ物を付けて同じ深さまで沈める方法で確認すると予想に反して鉄球の方が早く浮かんできました。
遺跡片の方は浮きの部分が水平なのに対して、鉄球の方は傾いていたのでそれが原因かもしれません。
水に浮くもの、浮かないもの
さっきの表に戻りまして、物が浮くか浮かないかは「Buoyancy」の値が1を超えているかどうかで判断できます。
Buoyancy | オブジェクト | Buoyancy | オブジェクト |
---|---|---|---|
1.4 | 鉄板、鉄棒 | 0.4 | 丸太 |
1.2 | 岩、格子 | 0.36 | 丸太 |
1 | 車輪 | 0.35 | ぬいぐるみ小 |
0.8 | 壺、プロペラ | 0.3 | ぬいぐるみ大 |
0.7 | 看板、クィンギブドの巨大羽 | 0.2 | 船 |
0.6 | 木材、角材 | 0.16 | ビート板 |
0.55 | 丸太 | 0.1144 | 浮き |
0.525 | 丸太 |
Buoyancyが1以下なら物は浮いて、1よりも大きいと沈みます。
車輪は1なので浮きます。
Buoyancy0.8で一見すると沈みそうなプロペラも浮きます。
当然ですがBuoyancyが1以下のものだけで乗り物を作ると、全体が沈むことはないです。
(重すぎると半分ぐらい沈んだり傾いたりはあります。)
逆にBuoyancyが1を超えていると質量が50の燭台でも沈みます。
そういうことでBuoyancyは浮くか浮かないかの判別に使えます。
半重力エリアでも確認しましたが、一番軽い燭台が沈みました。
もしかしたら海の方だと浮く可能性も・・・?
ゾナウギアの浮力
名前 | Buoyancy | 質量 | 名前 | Buoyancy | 質量 |
---|---|---|---|---|---|
追跡台車 | 0.85 | 3000 | 光線の頭 | 0.8 | 100 |
浮遊石 | 0.85 | 2500 | 雷龍の頭 | 0.8 | 100 |
鏡 | 0.8 | 100 | 氷龍の頭 | 0.8 | 100 |
杭 | 0.8 | 750 | 火龍の頭 | 0.8 | 100 |
ライト | 0.8 | 100 | 携帯鍋 | 0.8 | 500 |
おきあがりこぼし | 0.8 | 300 | 熱気球 | 0.8 | 600 |
大砲 | 0.8 | 100 | 台車 | 0.8 | 400 |
バネ | 0.8 | 750 | ゴーレムの頭 | 0.8 | 75 |
スペアバッテリー | 0.8 | 50 | ロケット | 0.8 | 300 |
大容量バッテリー | 0.8 | 50 | 翼 | 0.8 | 1800 |
ソリ | 0.8 | 600 | 扇風機 | 0.8 | 300 |
小さなタイヤ | 0.8 | 350 | タイマーバクダン | 0.5 | 300 |
操縦桿 | 0.8 | 100 | 大きなタイヤ | 0.45 | 800 |
放水柱 | 0.8 | 100 |
全部1以下なので浮きます。特に浮きやすいのは「大きなタイヤ」でした。船の動力に良さそうですね!水陸両用の乗り物にも使えそうです。
ということで以上です。「鉄と岩が沈んでそれ以外は浮く」と覚えておけば大体合っています。一覧は「フィールドオブジェクト一覧」に追加しておきました。
浮くもの浮かないもので例外を見つけたらコメントに残してもらえると助かります。
乙です、やっぱり質量とは別に設定されてたんですね。
となると水上では重量だけで重心が決まるわけではなく浮力も関係してきそうですね、ビート板で船を作ってよくひっくり返したので。