「ベヨネッタオリジンズ セレッサと迷子の悪魔」をクリアしたので評価とレビューを書いておきます。
ベヨネッタ オリジンズ: セレッサと迷子の悪魔
https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000061845.html
ジャンル:アドベンチャー / アクション
発売日:2023年3月17日(体験版あり)
評価レビュー
メタスコア:80
私の感想評価レビュー
総合80-84点
音楽 | 4.5 |
グラフィック | 5.0 |
ゲームプレイ | 4.0-4.5 |
ストーリー | 4.0 |
システム | 3.5 |
簡易まとめ
絵本のようなグラフィックと、2つのキャラを同時に操作するのが特徴のアクションアドベンチャーでした。
開発は本編と同じ「プラチナゲームズ」で販売が任天堂のタイトルです。
今作は「ベヨネッタ」シリーズの外伝にあたる作品で、見た目も遊びも本編とは異なるものになっていますが、完成度が非常に高くて安定感も抜群でした!
アクションは本編の難易度を「10」とした場合、今作は「7」ぐらいの難しさでアクションが苦手な方でもクリアできるような仕組みもあります。
主人公のセレッサ(ベヨネッタの幼少の頃の名前)と相棒のチェシャ(悪魔)を2キャラ同時に操作するというのは一見難しそうに思えますが、使用するボタンの数だったり配置だったりの工夫がよくできていて、非常に扱いやすかったです。
離れた場所で別々のルートを進んだり、それを同時に行うなど。
分離操作はマップの仕掛け・謎解きでも面白い遊びになっていました。この手の謎解きは結構早い段階でネタが尽きてしまいがちなんですが、途中でチェシャの属性アクションが追加されたりしてバリエーションは豊富に感じました。
あとは謎解きを飽きさせない要素としてマップの構造が非常に凝ったものになっていて驚きました。
ストーリー中は分かりやすい目印があってそれを追うことになるので、複雑さを感じにくかったのですが、クリア後の収集要素を回収するのはとても大変でした。
マップ上で見るとワープ地点から30秒も掛からない場所に行こうとするのですが、マップをよく見ながら進めること2時間、結局たどり着かなかったので泣きそうでした!
マップは全部で18エリアもあるのですがそれぞれがロードを挟まない地続き(リニア)になっていて、横だけじゃなく縦の構造も複雑になっています。
構造が凄いのは良いことなんですが、エリアの繋がりが分かりにくいのはマイナスに評価されることもありそうです。
仕様上詰むことはありませんがコンプリートは非常に難しいので、クリア後にゆっくり整理しながら進めると良いでしょう。
グラフィックはとても綺麗です。画としても綺麗ですし雰囲気も良かったです。
視点が固定なのはもったいないと感じました。
イベントシーンの絵本風の演出も「ゲームならでは」で、とても豪華に感じます。
ストーリーはベヨネッタの幼少時代の話で、新しいものなのでシリーズファンも初めての人も入りやすい内容でした。私はベヨネッタ3から入った程度の知識しかないのですが、なるほどなーと感じるところもありました。遊ぶ順番はどちらが先でも良いですね。
シリーズ本編とはまた違った遊びで、完成度の高い作品になっているのでベヨネッタシリーズが気になっている人と、シリーズを遊んでいる人にオススメの一本でした!
プレイ時間
クリアまでは15時間、クリア後の収集要素は+10時間です。アクションアドベンチャーのジャンルでは普通のボリュームですね。密度が高いので満足度は高めです。
達成度97%まで進めましたがそこから2時間以上さまよって何も結果が得られなかったので詰まっています。
気に入ったところ
- インゲーム(キャラ操作可能)で流れるナレーション
- 敵ではない環境生物だったり全体の雰囲気
もう少し詳しく
音楽
◎どれもシーンにあった音楽で良いものが多かったです。主張は激しくないので印象にはあまり残りませんが、全体のバランスが良いです。
◎ナレーションと絵本のような演出がベストマッチ。数は僅かでしたがキャラ操作可能な非イベントシーンで流れるナレーションもあって、あれが良いと感じました。
新しいエリアに到達したときなどストーリーの状況とそのエリアの解説がナレーションで流れると、動かせるムービーのようで不思議な感じでした。良かったです。
グラフィック
◎画が綺麗。その半面マップが窮屈に感じることもありましたが、見栄えは良いです。
◎イベントシーンの絵本風の演出もよく出来ている。テンポは遅くなりますが見ていて飽きませんでした。
視認性も高く、全体の動作も軽いので満点です。
ゲームプレイ
◎2キャラの分離操作がしやすい。セレッサとチェシャのボタンを左右にキッチリ分けていて、コマンドも長押しだけのシンプル操作なのですぐに思い通りに動かせます。非常に良かったです。
◎謎解きのバリエーションが豊富。とても多いというほどではありませんが、同じように感じにくくなっています。
◎ラストバトルが少し難しくて楽しい。やはりウィッチタイムは最高ですね!カッコよさと楽しさどちらも満点です。
△強制戦闘が多い。草むらに潜んでいる敵だったり、宝箱から出てくる敵です。探索の邪魔になるのが嫌でした。初めて通る場所ならまだいいですが、何度も通った場所に出てくるのは頂けません。
△マップが窮屈に感じる。直線が少なくて見えてる範囲にたくさんのルートがあるので1つ1つは狭く感じます。
△エリア間の繋がりが分からない。スクショを撮って自分で書き込むぐらいしないと分かりません。なんでこことここが繋がってるんだよ!という感じでした。
カメラが固定されているのも1つの要因だと感じました。あとは一方通行になっている場所が多いのも。
ストーリー
◯セレッサがベヨネッタとは真逆の性格なので面白いです。可愛らしいです。
あとはベヨネッタが魔女になる前、どういう境遇だったのかとかですね。シリーズ本編よりも前の内容なので、シリーズを遊んでいなくても大丈夫なのは本当です。
システム
クリアまでフリーズなし。動作も軽くて悪い点はなしです。
シリーズ本編は去年の10月に出たばかりなので大体5ヶ月ほど超スピードで出たのに完成度はとても高かったです。ベヨネッタ3の方はまだかまだかと言われていましたが、裏では同時進行で2つ作っていたんですね。
ベヨネッタ3を遊んだ人はもちろんのこと、ベヨネッタを遊んでみたい人にもオススメの一本です。体験版もあるのでまずは気軽にダウンロードしてみましょう!カタログチケットにも対応していますよ~。
ましろの幹の上層、魔界の植物のはしごの場所にはどうやっていったのですか?
自分はそこにたどり着けず、上層のティルナノーグをクリアできていません。教えていただけると助かります