Blasphemous(ブラスフェマス)をクリアしたので評価とレビューを書いておきます。
Blasphemous
https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000023532.html
発売日:2019年12月19日
ジャンル:アクション、アドベンチャー
メタスコア:77
私の感想評価レビュー
総合75-80点
音楽 | 4.0 |
グラフィック | 4.5-5.0 |
ゲームプレイ | 4.0 |
ストーリー | 3.5 |
システム | 3.5 |
簡易まとめ
よくある2Dのソウルライクなゲームでした。その中でもブラスフェマスは絵の作り込み(特に背景)が凄かったです。2D絵でもダークファンタジーの世界観がよく伝わってきました。
プレイの方はソウルライクにある「死亡で全ロスト、戻って回収」の部分が「死亡でMP減少、戻って回収」というように少し優しくなっていました。
全体の難易度はやや難しめ、ソウルライクの中では優しめという具合でした。世界観はソウルライクですがプレイの方はメトロイドヴァニアに寄っているかも?
絵や世界観は結構残酷なのでこの手のゲームに慣れていない方にはオススメしにくいです。(ソウルライクに慣れている方なら全然大丈夫です。)
ストーリーは「亡者が各地を巡礼して回る」的な典型的なものなんだろうと思うのですがプレイ中もクリア後もさっぱり分かりませんでした!
UIもそうですが直感的に分かりにくい言葉(表現)が多用されていて難しいです。
本家のソウルシリーズも解説を見て、なるほど面白いという感じなので。
プレイの方では敵の置き技だったりちょっと理不尽な部分がありました。あとハシゴに掴まりにくかったり、斜め下がしゃがみに化けたりと操作がしにくいなども。
プレイ時間
ストーリークリアまでは10-15時間です。たぶんストーリーに分岐があるので完全クリアまでは何周かする必要があると思います。コンプリートまでは30時間ぐらいだと思います。
気に入ったところ
- 絵が綺麗
もう少し詳しく
音楽
○可もなく不可もなく。絵が綺麗なので環境音的なBGMでも雰囲気が良かったです。
アーアー系のBGMはありませんでした。個人的には好きなので残念。
グラフィック
◎2Dのドット絵にしては凄く綺麗です。立派な聖堂とか廃墟とかもあるんですが丁寧に描かれています。NPCや敵は若干グロいというか気持ち悪いです。
↑こんなのがゴロゴロ居ます。ちなみにこいつは良いNPCです。
ゲームプレイ
◯死亡で全ロストではなくMPや取得経験値に制限が掛かるシステムが程よく縛りが効いていて遊びやすい。良いと思いました。
△少し下に入力するとすぐにしゃがむ。しゃがみの判定が上手く調整されていません。「しゃがみ歩き」や「スライディング」をするために下入力が必要というわけでもないので、しゃがみ判定はもっと狭くするべきだと思いました。
△ハシゴに掴まる判定がシビア。ハシゴのちょうど中央で上下入力をしないと掴まれないのは厳しい。落ちて死ぬわけでもないので、もう少し吸い付くように掴まりたい。
△ダウン後の起き上がりに無敵判定がない・短い。特にボス戦だと置き技で確定コンボみたいに2、3発続けて殴られるのでムカッとします。それでもあまり苦戦せずに倒せる難易度なのですがやられると穏やかじゃないです。
ストーリー
ソウルライクの王道っぽい?難しくて分かりませんでした。
システム
△テキストの改行がおかしい。システムのUIはプレイに直結するのでアップデートするなら優先的に直したほうが良いと思いました。
△独自の用語が分かりにくい。「熱情」「天罰」「償いの涙」などなど。あと効果説明に要らないフレーバーテキストが入っているのも良くないと思いました。フレーバーテキストには専用のページがあるのにも関わらず。
基本に忠実で必要十分を揃えているという感じのソウルライク(メトロイドヴァニア)でした。特徴的なのは絵が綺麗なところで、プレイの方は普通に面白かったです。
大きく跳ねることもないかもしれないが、安定した満足感が得られる。そんな感じです。
残酷表現が大丈夫で、この手のゲームをあまり遊んでいない方にオススメします。入門としては難しすぎずでちょうど良いかなと思います。(そもそもアクションが苦手な方にはクリアは難しいです。)
この手のゲームが好きな方も気になったのなら買って損はないと思います。
以前コメント欄で薦めた者ですが、無事遊んで頂けたようでなによりです。
評価に関しては概ね同意です。
いやらしい配置のトラップや理不尽スレスレの飛び道具持ちなんかはいるものの、この手の作品では程よい難易度で楽しく遊べました。
操作に関しては暴発した記憶があまりない(当方プロコン使用)ので若干不思議に感じますが、感じ方には個人差があるでしょうしね。
激しく同意したいのは翻訳の際の改行のズレが気持ち悪いってのと、独特のビジュアルのインパクトです(笑)世界観の悲惨さもあいまってヒトを選ぶ感はなかなかに強いですよね。
メトロイドヴァニアの入口としては悪くない作品でしょうが、国産のENDER LILIESなんかのほうがオススメしやすいとは思います。