ドキドキ文芸部プラス!をクリアしたので評価とレビューを書いておきます。
ドキドキ文芸部プラス!
https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000043528.html
ジャンル:ADV
発売日:2021年10月7日
評価レビュー
メタスコア:85
私の感想評価レビュー
総合75-80点
音楽 | 4.5 |
グラフィック | 4.0 |
ゲームプレイ | 3.5 |
ストーリー | 4.0 |
システム | 3.5 |
簡易まとめ
かわいい女の子とキャッキャウフフな学園生活が始まる、と思いきやサイコでホラーな急展開があるADVでした。
ストーリーはゲーム開始時の注意書きにある通りネガティブな内容になっているので読んでいてあまり楽しいものではないのですが、ホラーに転じるときのバグを使った演出はとても効果的で良かったです。
音楽も通常BGMがダークな感じになっていて良い演出でした。
バグを使ったホラーの演出はとても良かったのですが展開はいささか早い気がしました。もう少しホラーを匂わせる展開が1クッション、2クッションあった方が好みでした。
あとはエンディングに進むための手順だったり、ターミナルを使ったハッキングのような演出も面白かったです。
尖っていて褒めるところはハッキリしているのですが「一発ネタ」なので普通のADVだったりホラーを期待していると肩透かしを食らうかもしれません。
プレイ時間
クリアまで3時間、全画像収集までは6時間ぐらいでしょうか。
真エンディングは作者のメッセージが出てきたあれで合っている?
気に入ったところ
- OPのタイトル画面、BGMとバグ演出
- キャラが可愛い、絵が綺麗
もう少し詳しく
音楽
◎可愛いポップなメロディが頭に残りやすい。シーンの感情にも合っていて分かりやすい。分かりやすいのでバグったあとのアレンジが効果的。
制作は小規模で、シナリオとデザインも担当しているチームリーダーがBGMもほぼ1人で作ったとあとから知って驚きでした。ゲーム好きなその方はスマブラのガチ勢という経歴も面白い。
グラフィック
◯絵の枚数は少ないですが綺麗でキャラクターも可愛いです。
ゲームプレイ
◯セーブ、ロード、テキストスキップと基本的なシステムが揃っています。
最近のADVはもっと分岐が分かりやすいシステムもあるので面倒かなー?と最初は思っていたのですが、あとで「なるほど」と思わされるところがありました。
◯本編の外側、パソコンを操作する演出と設定が良かったです。
◯選択肢を無理やり変更される演出なども良かったです。
△詩の選択肢は2周目以降でtxtを見た状態ならもう直に答えを表示しておいて欲しかった。謎解き要素のない確認作業なのでね。
ストーリー
◎バグを使った演出がとても良かったです。上げてからの下げ方がエグい!どうしてこうなった状態。
△サイドストーリーの展開が「鬱持ちの傷の舐め合い」のみ。百合成分もあるので好きな方はグッと来るものがあるかもしれません。
◎海外制作のテキストアドベンチャーとは思えないほど翻訳が自然。有志翻訳がクレジットされていたのでそのおかげでしょうかね。
システム
特に目立って褒めるところはなく悪いところもありませんでした。
PC版が出たあとに話題になっていたので作品自体は知っていましたが今まで遊んでいませんでした。前情報としてはセーブデータがどうのこうので、ホラー展開があるということだけ入っていました。
遊んでみるとたしかに驚きがあって盛り上がったのですが、冷静に評価するとフンフンなるほどねという感じでした。
何も知らずに早い段階で遊んだ人はもっと高い評価になったのではとも思いました。
あとホラー作品なのに他の人に勧めたくなるのも納得です。驚く反応が見たくなります。
尖った作品なのでゲーム遍歴を充実させるためにもゲーマーの方にはオススメの一本でした。ホラーや鬱展開が苦手な方、気分が落ちている方は避けたほうが良いかもです。
DL版がお手頃ですがパッケージ絵が綺麗なのでパッケージ版もアリだと思います。PC版を先に遊ばれた方はむしろパッケージ一択だと思います。
あとSwitchのサムネがシンプルロゴだったのは残念でした。ゴリゴリのギャルゲーサムネを期待していたんですけどね。
メタネタをうまく使ったサイコホラー で最高の一作よねぇ
アンテしかり海外の製作者は、第四の壁とかうまく使ったゲーム作る印象
しょうがないことだけど、すでにサイコホラーとばれまくった後だから、もっと何も知らない状態で衝撃を受けたかったわぁ