GetsuFumaDen: Undying Moon(月風魔伝)をクリアしたので評価とレビューを書いておきます。
GetsuFumaDen: Undying Moon
https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000037143.html
https://www.konami.com/games/getsufumaden/jp/ja/
ジャンル:アクション
発売日:2022年2月10日
評価レビュー
メタスコア:63
私の感想評価レビュー
総合70-75点
音楽 | 4.0 |
グラフィック | 4.5 |
ゲームプレイ | 4.0 |
ストーリー | 3.5 |
システム | 3.5 |
簡易まとめ
浮世絵風のグラフィックが特徴的なローグライク要素のあるアクションゲームでした。
とにかく絵が凄くて地獄を描いた浮世絵の中でキャラクターを動かしているようでした。
見た目には楽しいのですがゲームプレイの方はそれほどでもなく、割と普通でした。
敵の攻撃に合わせてこちらも攻撃すると発生するカウンターや、ダメージを受けずに連続して攻撃を当てるとプレイヤーが強化される鬼神化(ラッシュ)など面白いシステムもあるのですがあまり機能していないように思いました。
カウンターはリスクを負って狙うよりも後ろに回って殴る方が強かったり、鬼神化は発動と消滅のタイミングが分かりにくいのがおしいです。
ローグライク要素もありますがランダム要素やビルドの多彩さは薄めでした。
武器のタイプはメインが7種類、サブが6種類でギリギリ必要十分な感じですが装備に付く特殊効果は数が少ないです。というか特殊効果が付く確率がかなり渋いです。
凍結なんかは7時間ほど走って1回しか出ませんでした。ローグライクアクションは毎周何かしらの特殊効果が付いて、それを特化していくのが楽しいのですが、今作ではほぼ付かないのが前提なので毎周自分で強化できる範囲で強化していくだけになっています。
恒久強化に「レア率アップ」があったとしてこのバランスなら・・・それでもかなり渋いバランスです。
恒久強化に使うコストが溜まりにくいのも序盤のゲームプレイを下げていると思いました。攻略が進むとちょっと渋いかなーぐらいのバランスになるのですが最初はかなり厳しいです。
あと基本のアクションでジャンプと回避が使いにくいのも最初はさわり心地が悪いです。
二段ジャンプは受付のタイミングが遅いので段差を滑らかに登れなかったりします。回避は全体モーションが長いのと回避後の振り向きが遅いです。
でも1周目クリアで開放される2キャラ目がスピードタイプで、それなりにキビキビ動いてくれるので差別化をはかるための調整なら仕方ないかなとも思いました。
ゲームプレイの方はバランスが全体的に渋いので気持ちよく遊べるようになるまでは少し時間が掛かりますが、絵の方は最初から最後まで圧倒されます。
CERO:Dということもあって万人向けではありませんが、難しめのアクションが大丈夫な人で見た目に惹かれた方はすぐに飛びついて良いです。
点数は70-75点にしていますがこのレビューは1周クリアした時点で書いています、遊ぶほどに点数が上がるタイプのゲームだとも感じているので上振れにも期待できます。
プレイ時間
ノーマルの難易度でクリアまでに7時間でした。アクションゲームなので参考程度にしてください。イージーの難易度だとエンディングまでたどり着けない仕様になっています。
恒久強化に使う素材などを稼げるので時間を掛ければクリアできるとは思います。
気に入ったところ
- BGMが格好いい
- 絵が格好いい、エフェクトも格好いい、ボスの演出も格好いい
もう少し詳しく
音楽
◎ボス戦のBGMがめちゃくちゃ格好いいです。これで5点満点にしないおかしいだろってぐらいです。まだ2月ですが現時点で今年のナンバーワン。
✕ボス戦のBGMがサビに入る前に戦闘が終わる。5点満点にしなかったのはこれが理由です。すごく悲しい。
サントラセット版がe-shopにもあるので欲しい方はデジタルデラックスエディションを買いましょう。サントラを単品で買うことはできません。
デラックスエディションもセールされることがあれば絶対にこっちをおすすめします。
グラフィック
◎全体のグラフィックが浮世絵のようになっていて凄い。静止画でじっくり見ると荒いところも目立ちますがプレイしていると全然それを感じません。
大きいテレビ画面でやると迫力もあります。
△文字が小さい。携帯モードでもギリギリ許容範囲内ですが画数の多い漢字も使われているので潰れて読めないのようなのもあります。(そもそものテキスト量が少ないので大した問題ではないです。)
△敵が見えにくい。背景やステージに馴染む色の敵が多いのが原因でしょうか。最初のステージの雨も視認性を落とすのでもう少し控えた方が良いと感じました。
◯ボス戦の演出が格好いい。いかにもな感じですが好きです。
ゲームプレイ
◯カウンターや鬼神化などの気持ちよくなれるシステム(アクション)がある。特に鬼神化はもっとガンガン発動できるようになればプレイ感も上がると思います。
△鬼神化になるタイミング、解除のタイミングが分からない。ゲージを表示して「刹那」でグンと上がるようにすると良くなりそうです。
△序盤の恒久強化に必要なコストが重い。全体としては割と普通だと思います。
◯足場が狭い場所で敵を倒してもアイテムが消滅しない。取れない場所に落ちたりしないのは優しいです。
△足場が狭い場所で敵と重なったときに攻撃が当たらない。攻撃で前進するので攻撃が当たらず右往左往することがあってモヤッとしました。連続攻撃中にも振り向けたら良いんですけどね。
ストーリー
ほとんど無いので未評価とします。ファミコン版も未プレイです。
システム
◯バグもなく、フリーズもせずでした。
価格やボリュームはインディーに近い中規模開発のようですがやはり画面と音楽は違いますね。特に音楽はインディーでこのレベルのものが出ることは稀なのでお得感がありました。
難しめのアクションなのでオススメしにくいですが、このジャンルを遊ばれる方なら普通にクリアできるはずです。気になった方は行っちゃいましょう!
7時間とは早いですね! 自分はようやくゲームの流れがわかったばかり。
因みに追加効果は、アーリーアクセスで猛威をふるってたらしいので絞られたのかも。
動画見ても凍結ではめてるのが多かったですし。