「スーパーマリオRPG」をクリアしたので評価とレビューを書いておきます。
スーパーマリオRPG
https://www.nintendo.com/jp/switch/a8lua/index.html
ジャンル：RPG
発売日：2023年11月17日
評価レビュー
メタスコア：83
私の感想評価レビュー
総合83点
| 音楽 | 5.0 |
| グラフィック | 4.5 |
| ゲームプレイ | 4.5 |
| ストーリー | 4.0 |
| システム | 3.5 |
簡易まとめ
スーパーファミコンで発売された名作を2Dから3Dに丁寧・忠実に再現されたリメイク作品でした。全体を通して悪い点や無駄がなく、最初から最後まで楽しいままクリアまで駆け抜けることができました。
しかしその反面、ゲームやRPGに慣れている方は全体の難易度やボリュームに物足りなさを感じるかもしれません。
グラフィックは十分綺麗で、オリジナル版のプレイ感をしっかり残しつつ3Dに作り直されています。見た目にも可愛く、動きもコミカルで楽しいです。
地味にムービーも追加されています。
バトルはコマンドとタイミングよくボタンを押すアクション操作を組み合わせたシンプルなシステムです。ペーパーマリオやマリオRPGシリーズでお馴染みのバトルです。分かりやすくてピンチのときにドキドキするのが特徴です。
装備や敵など細かなパラメータはオリジナル版とほとんど同じですが、「アクションゲージ」や「3人わざ」や「バトル中のキャラ変更」など新しく追加されたシステムもあります。
全体の難易度を保ちつつ、オリジナル版で活躍させにくかったキャラを使う機会が増えたのは良かったです。
ストーリーの内容については特に語るところはありませんが、テキストは面白いです。メタっぽい発言や毒っけのある台詞が多くてちょこちょこ笑えます。
全てがとても忠実に再現されているので、リメイクなのに移植された作品を遊んでいるような感覚もあり、点数は少し抑えました。昔の名作を今遊んだらこうなるのかと。
逆にRPGをあまり遊ばない方にはとてもオススメしやすい一本です！シンプルながらもやりごたえのあるバランスで、とても満足されると思います。ゲーム音楽の楽しさも味わえます。
プレイ時間
ストーリークリアまで16時間、追加ボスを全て倒して20時間前後です。コンプリートまでは25時間ぐらいだと思います。縛りプレイやステータス極振りなどで周回しないとRPGとしては短く感じます。
気に入ったところ
- マロの笑顔
もう少し詳しく
音楽
◎神曲揃いです。ボリュームに反して数が多く、打率も異常な高さです。リメイク版とオリジナル版の両方が収録されていますがどちらも良いです。カッコいい＆楽しいで最高、もちろん満点です。
グラフィック
◎低頭身のキャラクターが可愛い。背景のオブジェクトも可愛いです。オリジナルの規模感を再現しつつ上手くリメイクされています。よーく見るとキャラの口が動いていたり、表情にも細かな変化があります。
図鑑を除けばロードも早かったです。
△オリジナル版にあった暗さ（暗い雰囲気）が薄れた。昔は少し不気味に感じたところもあってそれも良かったのですが･･･思い出補正の正体？
ゲームプレイ
◎マップでの操作が快適。キビキビ動いてピタッと止まる。狭い足場に飛び移ったりするのも見た目以上に簡単です。余計な慣性や物理法則がないのは昔のゲームの良さでもありますね。
◎バトルシステムがシンプルで分かりやすい。アクションコマンドが成功するとリターンが大きいのでピンチのときはドキドキする。（慣れているとピンチになる場面は少ないです。）
△装備やスキルの数が少なく構成の幅が少ない。強くなりたいならボタンの目押しを極めるしかない･･･！
◯道中のミニゲームが程よいバランス。難しすぎず長すぎず、ただし限界を目指すとかなり難しいです。ワイン川くだり100枚の成功率は一桁のはず。
◎リメイク版クリスタラー戦。初見だと手強い相手で、ちょうど良い塩梅のエンドコンテンツでした。
ストーリー
◯テキストが面白い。古いネタですが今でも割りといけます。毒のある感じがペパマリやRPGシリーズにも影響しているのを感じました。
システム
クリアまで安定していました。動作も快適です。
最近のRPG基準でボリュームは短いですが、どの場面も印象深くて楽しかったです。RPGよりもアドベンチャーっぽさがあるのでアドベンチャーが好きな方も楽しめます。
名作なのでまだ遊んだことがない人はチャンスです。万人向けのタイトルなのでプレゼント用としてもオススメです。
クリア後の夢オチ展開からもう一周最初から高難易度モードに突入システムだったら良かったのに。一生夢から覚めない無限ループRPG。真ラスボスはピノキオ。