なつもん!20世紀の夏休みをクリアしたので評価とレビュー

なつもん!20世紀の夏休みをクリアしたので評価とレビュー

「なつもん!20世紀の夏休み」をクリアしたので評価とレビューを書いておきます。

 

なつもん!20世紀の夏休み

https://www.spike-chunsoft.co.jp/natsumon/
https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000061372.html
ジャンル:ほのぼの夏休みアドベンチャー
発売日:2023年7月28日

 


 

評価レビュー

メタスコア:未

 

私の感想評価レビュー

総合80点

音楽 4.0
グラフィック 4.0
ゲームプレイ 4.5
ストーリー 4.5
システム 3.5

 

簡易まとめ

「ぼくのなつやすみ」を作ったミレニアムキッチンの新規タイトルで、ぼく夏と同じく「夏休みを追体験する遊び」の今作ですが、アクションアドベンチャーの要素が加わりシステムは大きく変化しました。

フィールドは開けた大きな1つのマップになり、崖登りや滑空飛行などのアクションを使って自由に探索できる「小さくまとまったゼルダ」のようになっています。

 

人の家の壁や屋根を登ったりできて、高い場所にはご褒美のアイテムが置いてあったりするので探索も楽しいです。若干判定がシビアな足場などもあるので、まっすぐ歩くことしか出来なかったぼく夏とは大きな違いです。

 

最終的には二弾ジャンプやパラセールのようなマントで滑空できるようになります。

徐々に探索できる範囲が広がるゲームバランスもよく、中盤までワクワクしました。

 

アクション要素が追加され大きな変化はありますが、「夏休みを体験する」という部分の遊びは変わらず、イベントや会話でノスタルジーな雰囲気はしっかり味わえます。

おなじみの「ラジオ体操、虫取り、釣り、花火大会、祭り」などなどのイベントもしっかりあります。

設定は1997年ということで30代の人がちょうど自分の子供時代と重なると思います。懐かしのあのハードをパロディにした「ドリーミングキャット」なるものも登場します。

 

グラフィックは優しい感じの画風が、昔のゲームを遊んでいる感じがあって悪くないのですが、背景や環境はもう少しリアルに寄せた方がよいのかなと感じました。目で見て癒やされるという場面がもっとあればなと。

 

「ぼくのなつやすみ」を遊んだことがある方は最初驚かれるかもしれませんが、収集要素のコンプリートを目指さなければ全然難しいこともないので、同じように楽しめると思うのでオススメです。

ぼく夏を遊んだことのない方は体験版が配信されているので、まずは体験版をプレイしてみましょう!結構楽しいです。

 

プレイ時間

クリアまで1周目が30時間~40時間です。収集要素をまじめに進めても達成度8割ほどでクリアとなりました。魚と化石が見つからないので終盤はモヤッとしました。

 

気に入ったところ

  • 純子の声が可愛い
  • 慣性付きダッシュジャンプ

 


 

もう少し詳しく

音楽

数は少ないですがイベントシーンにマッチしていて良かったです。

環境音も良かったです。虫、川、その他諸々。

滑空や泳ぎなど短いBGMがぶつ切りになるのが気になる。環境音が重視されるので長いものは流せないということなんだと思いますが気になりました。

キャラクターボイスも良かったです。ぼく夏でお馴染みの大御所の方は当然として、純子役の方も良かったです。癒やされました。

ナレーションもダンカンこの野郎!から藤木直人さんに変わりましたが自然でした。

 

グラフィック

荒いところは荒いですが全体の統一感があるので、プレイしていると必要十分を満たしていると感じます。

キャラデザも良い。ぼく夏から結構変わっているので発売前はやや悪い評判を見ていましたがすぐに慣れました。アクション要素を考えると主人公はキリッとした表情の方が合っていますね。

 

ゲームプレイ

序盤の探索が楽しい。ステッカー(体力強化)がたくさん手に入って、行ける場所も増えていくので楽しいです。

虫取りと釣りに簡易の操作方法がある。網や釣り竿を使わず近づいてAボタンを押すだけでも捕まえられる仕様で優しいです。

収集要素が多く、段階的に開放されるバランスも良い。コンプリートを狙うと結構厳しいですが気にせず遊ぶ分には良いバランスでした。最終盤にしか回収できないものが最初から分かっているのも目標になるのでグッドでした。

魚が居ない。晩飯の材料のノルマが厳しい。イシガレイとホタルイカなんていなかった・・・。

壁登りで面移動(側面に移動)すると落ちてしまう。必ず落ちてしまう仕様なら良かったのですが、落ちずに張り付く面を変えることもできるので、上手くいかないときにモヤっとします。触り心地が悪いです。特に山城内部。

ダッシュジャンプの慣性が良い。慣性を利用することで後ろ向きで前方に飛んだりできるのが地味に気持ちいいです。主人公の機動力は想像以上に高いです。

ターゲットのロックオンが快適。狙いたい所にピタッと吸い寄せられて便利です。

どれだけ探しても見つからないものがある。ラヴちゃんがくれるヒントだけでは足りませんでした。1周でスッキリ終われるのが理想なのでもう少し補助が欲しかったです。

あとはお祭りのミニゲームの「スマートボール」が地味に楽しい。

 

ストーリー

大筋は「両親が経営する貧乏サーカス団を再生させる」というものです。

ただぼんやり夏休みが過ぎていくわけではなく、主人公以外のキャラクターも目標に向かって日々変化しているのを感じられました。

「しっとりジーンとする話」や「ちょっとズレていて笑える話」はぼく夏と同じなので、シリーズが好きな方は満足されると思います。

 

システム

クリアまでフリーズしませんでした。ロードは1日の始まりだけが長いです。

 

発売前は若干不安でしたが遊んでみるとしっかりぼく夏をしていて、アクションアドベンチャーの要素が面白かったので満足しました!

「夏休みの追体験」は特殊なジャンルなので万人にオススメというわけではありませんが、最後までしっかり作られているので気になった方は飛びついて大丈夫だと思います。

 


 

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この記事へのコメント

  1. 名前:名無しさん 2023/08/03(木) 21:22:19返信する

    魚釣りはえぐかったですね。虚無感的な意味で。

  2. 名前:名無しさん 2023/08/03(木) 21:26:53返信する

    連投すいません。
    ホタルイカは夜行ける範囲の防波堤にいて、
    その日じゃなくても釣って翌日に今日子さんが受け取ってくれました

  3. 名前:hyper_T 2023/08/03(木) 23:34:54返信する

    >>2
    情報ありがとうございます。夜の防波堤ですね行ってきます。

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