追加ストーリー「新たなる未来」のクリア後考察を私なりに書いてみます。
今回はネタバレがあります。まだクリアしていない方はクリアしてから読んで下さい。
全体の評価
リリース時期について
本編が2ヶ月前倒しで発売されたのが2022年7月29日、そこから4回に分けて配信された追加コンテンツの最後が4月26日でした。
延期などもなく、発表からはむしろ早いぐらいの間隔でリリースされたことがまず良かったと(評価されたと)思いました!
前作ゼノブレイド2から数えると5年以上経っているのでそこは見逃せない点ではありますね。でも間に「黄金の国イーラ」と「ゼノブレイドDE」が出ているので2、3年のペースで出ているような感覚もあります。
他にもDEと同じような移植であれば・・・とも思いますが、また5年後となると流石に辛いのでなんとか!
新たなる未来の完成度
本編と相違ないクオリティで「90点以上は確実だろう」と思うような内容でした。メタスコアも本編より2点高くなっています。
グラフィック、音楽、ゲームプレイなどどれを取っても満点に近い内容で、ボリュームも一般的なRPGの追加コンテンツと比べると冗談抜きで10倍ぐらいあるので満足度が非常に高いです。
ストーリーも「悪い」わけではありませんが、モヤっとしている部分がまだあるのでそこだけですね。
ストーリーは単に加点と減点で合計して評価するだけなら間違いなく100点超えです!
シリーズを遊んだ者としてはニッコニコになれるサービスシーンが山ほどあったので凄く嬉しかったです。これはツイッターなどを見ていても皆さん同じような反応だったので間違いないです。
ゲームプレイの評価
ストーリーのボリュームに合わせて育成が本編よりも簡単であり、その作業が上手くフィールドの探索に組み込まれていたことが評価されていると感じました。
ストーリーを進めながら同時に全部やるとなると「探索要素多すぎ」という風になるので、そのような感想もコメントで見ました。
私は「適正」か「僅かに多い」ぐらいに感じました。
戦闘は、パーティー編成がロールも含めて固定になって部分的にはカスタマイズ性が下がりましたが、「ユニオン」や「チェインアタック専用アクセサリ」の登場で本編とはまた違った面白さが生まれました。
あとは細かいUIの改良が見られたのも良かったです。アイコンの追加などです。
復活した弱点(位置特効)はダメージの横に上矢印が付いたり、条件が整ったアーツに印が付いたりと。
次回作では次こそ!クリティカルが分かりやすくなっていることでしょう!(圧)
評価についてはそんな感じです。
次はストーリーについて、「本編で謎だったこと」と「新たに生まれた謎」について書いてみます。
本編で謎だったことの答え
リクの正体
本編では「フツーのノポン」とされていたリクの正体はリキ(キノ)の息子で、メリアちゃんが師匠でした。
- 大昔から生きていてメリアと知り合いだった
- ラッキーセブンを持っていた
このことからリク=アルヴィースというような大胆な予想もありましたが、箱を開けてみると本当に普通のノポンでした。
ノポンは元から年齢不詳の設定があるキャラなので長命であっても不思議ではなく、ラッキーセブンはメリアから託されていただけ。
リク(リキ)の息子でもあるからメリアとは旧知の仲であるのも不思議ではない。
ラッキーセブンをノアに渡したのはエヌを知っていたから、もしくはノアのブレイドのことを知っていたからでしょう。
リクの視点からすれば普通のノポンで合っています。
ただ、アイオニオンのことは大昔から知っていたので、本編ではそれを知らないフリをしていた=嘘を付いていたのも確かですね。
終の剣の正体
- エヌの終の剣がロゴス(レックスの台詞)
- マシューの終の拳がプネウマ(コアクリスタルがモロ見え)
- ノアの終の剣が???
どれもハッキリとは名言されていませんがロゴスとプネウマは確定でしょう。あれだけやられて別物とか言われたら流石にフンゴフンゴも!
ノアの終の剣は不明です。
- ロゴスが剣なのはモナドを持っていたから
- プネウマが拳なのはホムラとヒカリで二刀流=両手武器だから
- ウーシアもモナドなので剣
というような感じでウーシアだったら3つ使われているので綺麗ですね。
それかロゴスの「終の剣」とプネウマの「終の拳」を合わせたもの=融合というのも良いですね!プネウマ単体だとするとミヤビを助けるときに金色に光ったのがしっくり来ません。
六氏族
マシュー、ナエル、ニコル、カギロイ、リンカ、パナセアは確定として7人目はリクでしょう。最後に未来を託されたのが六氏族+リクという構図。
7人目の像の代わりに置かれているのがリクとニコルが改良していた初期のウロボロス・ストーンであり、台座が作られるときに本人の意思が反映されたということなので。
本編のシティーで像を見たときにリクが「ノアに似てるも」なんて言ってましたが当然すべて知っていたわけです。
黒い霧の正体
消滅現象が起こる予兆であり、融合が進んでいることの証明。
霧乃王や霧乃獣も「正体」みたいなのは無くて、単純に「予兆」の表現として使っていただけなのかも?
メビウスA
欠番になっていたメビウスAは、エイとアルファだけが持つことが出来る名前ということで存在しませんでした。
メビウスAがウーシアだったら、クリスだったらというような予想がありましたがまさかの答え。メビウスにはなっていませんがA=ウーシアというのは合っていましたね!
新たに生まれた謎
親は誰?
ニコル、カギロイ、パナセア、リンカ、リクのそれぞれの親が名言されていません。
「これだろう」と匂わせるものはそれぞれありましたがハッキリとは書かれていません。
>何故ハッキリ書かないのか?
その理由について思い当たるのはこの2つです。
- 特定させないことの優位性を保つため
- ゼノブレイド3しか遊んでいないプレイヤーへの配慮
1つ目は特定させないことで今後のタイトルで起こるかもしれない矛盾を解消するために(生まないために)設定を空けておくという理由です。
プレイヤーには良いように解釈してもらいながら、いざというときは別人だったよと。
2つ目がおそらく本当の理由です。シリーズファン向けの演出がたっぷりでしたが過去シリーズのキャラで登場しているのは主人公であるシュルクとレックス、そして姿が同じで中身は新キャラのアルファだけです。
名前が出てきてもおかしくないダンバンさんやジークすらも名前が伏せられていました。
もしパナセアの親が「カルナ」と「ガド」だったとしたら、ゼノブレイド1を遊んだことがないプレイヤーは『誰だよガドとかいう雑兵みたいなキャラは、全く知らねえ。』となるでしょうからね。ダンバンさんを隠すぐらい配慮が徹底されていたというわけです。
部屋に飾られていたRE・X/改
どのタイミングで持ってきたのか謎ですが、 シュルクの使っていたRE・X/改とは別のものでしょうか?ゼノブレイド3におけるブレイドの存在をもっとしっかり書いておいて欲しかったですね。
最後の光は何?
地球が分裂して、近づいて、一つになって?
最後に右上の方から光りが地球らしき星に近づいていくところで終わりました。
この光は何なのか?というところですが、考えられるのは5つあります。
- ゼノブレイドクロスの白鯨がミラに落ちるシーン
- ゼノブレイドクロスのエルマさん
- ゼノサーガのエンディングからロスト・エルサレムを探しに出たシオンあるいは子孫
- ゼノサーガのエンディングで宇宙空間を漂っていたKOS-MOS
- 全く新しい何か
どれも正解の可能性があります。なので次回作が出るまでお預けということですが
私は①が面白いんじゃないかと考えました。
ずばり「ゼノブレイドクロス2」です!
ゼノブレイドクロスのラスト(タップで開く)
自分たちの記憶(意識)と生命情報が保管されているデータベースが既に破壊されていた、けれど何故か自分たちはB.B.(機械の体)で存在しているという終わり方でした。
これがゼノブレイド3の最後、1つになった惑星が後のミラで、ノアが投げた終の剣(トリニティプロセッサー)がデータベースの代わりを担っていたとしたら?
トリニティプロセッサーなら理由も納得ですし、3からも繋がっているのでこれは良いでしょう!ヨシ!
ということで以上です。コメントでは感想やら残っている疑問など書いていって貰えると嬉しいです!
考察に困ったら ま、そういうこった で全て流せそう
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