発売から1ヶ月経つのでストーリーのクリア後考察を私なりに書いてみます。
今回はネタバレがあります。まだクリアしていない方はクリアしてから読んで下さい。
コメントでもネタバレOKです。
今作のストーリーはどうだったか?
まず今作はXB1ともXB2とも少し違った終わり方で、ソーカントクが伝えたかったメッセージが今までよりも強く出ていた内容だったと感じました。
事前に公開された「開発者に訊きました」を読んでいたかどうかでも感じ方が違ったと思います。
いつも書いている「クリア後レビュー」や「画像で見る」に寄せられたコメントを見ると期待していた通りにならなかったという感想もチラホラありました。
トリニティプロセッサーやクラウスが出てくることを期待していた方は「あれ?」という感じになったと思います。
分かりやすく謎はいくつか残されているので、DLC込みで回収されると考えればまぁそれもありかな?と思う方がいれば、本編で回収しきれていないことに不満を持った方もいると思います。
それはどちらも正しい感想で、当然開発もその反応を見越してストーリーを構成したことだと思うので、私は追加のストーリーに期待しています。
ソーカントクが伝えたかったであろうメッセージに関してはとても良いもので、若い人(や頑張っている人)の背中を押すことに繋がれば大成功だなと。終わり方はゼノシリーズっぽくないけどこれも良いなとそんな風に思いました。
あと、期待していた通りにならなかったという人の中には、何故最後にノアとミオが別れる展開になったのか?ハッピーエンドではなかったのか?というようなコメントもありました。
それも急な展開で理解が追いつかなかったというような方もいたので、今回は私なりの解釈でストーリーに味付けしたいと思います。
注意して欲しいのは勝手な妄想が含まれている点です。正解に関しては追加ストーリーが出るまで不明ということで、皆が正解で皆が間違っているということにしてくださいも。
それでは行きましょう!
世界の衝突とオリジンの役割
世界の衝突
まず非常に重要なことは「2つの世界が本当に衝突したのか?」どうかです。
エンディングのあと、ノアが元の世界に少年の姿でいた事を考えると本当に衝突したのかは怪しいですよね?
融合した世界が元に戻るのは物理的にうーん?ですし、時間軸を考えても色々と納得できませんよね。「トリニティプロセッサ」や「ゲート」があれば納得できなこともないんですけどね。
>じゃあ世界は衝突しなかったのか?
と言うとそうではありません。
実際に衝突したというのが私の解釈です。それを説明する前に
ニアが言っていた世界が衝突した直後に「世界が静止」したということについて。
これは物理的に衝突途中に止まったのではなく
- アイオニオンが誕生したこと
- ニアたちが計画していた「世界の再生」が行われなかったこと
を言っています。
2つの世界は衝突し、完全に消滅し、既に誰も存在しません。
という体でさらに進めます。
オリジンの役割
オリジンはXB1とXB2の世界の全ての情報を記録する装置であり、
そしてその情報を元に仮想世界をシミュレートする装置です。
(あたかも事実かのように書いていきますが妄想です。その上で楽しく読んで頂ければ嬉しいです。)
まず事実として2つの世界は1つになろうとしていました。
正と負の相反する性質を持つ2つの世界は、衝突することで物理的に破壊されてしまうイメージがありますが、それだけではなく正と負は互いを打ち消し消滅させてしまう性質があります。
その中でも消滅せずに残るのが「光」、言い換えると唯一残せるのが「光」です。
XB1とXB2の世界の情報はすべて「光」を媒体にしたデータ(情報)にして、オリジンはそれを記録し、元の2つの世界をシミュレートします。
実際に衝突し、全てが消滅し、オリジンの中でシミュレートした、XB1とXB2の仮想世界を生きていく。
これがニアとメリアとごく一部の人たちが計画した「世界の再生」です。
でも実際には
衝突→消滅→オリジンの中で2つの世界をシミュレート=世界の再生
とはならず、2つの世界が融合したアイオニオンが生まれてしまいました。(アイオニオンの世界がシミュレートされてしまいました。)
ニアが言っていた「その瞬間、世界が静止した」というのは計画が止まってしまったことを指していたわけです。
もうここまでくればお分かりのことかと思いますが、Zはメビウス(世界)そのものであり、オリジン(世界をシミュレートする装置)そのものです。
何故アイオニオンのような世界になったかはストーリーの説明通りです。そういう世界を望んだ人の感情が優先されてしまったわけですね。
設計ミスだろ!という声が聞こえてきそうですがトラ一族が関わっていたするなら納得でしょう。
- 何もないところから武器が出てくる
- クラスの継承システム、服装が瞬時に変わる
- ポットで再生されたときに記憶が残っていたりする
- インタリンク、人と人とが融合する
などなど不可思議なことも仮想世界であるなら一発解決です!
エンディング後の世界
エンディング後の世界は、衝突直後に「衝突していなかった」流れで再開(シミュレート)されます。
時間をさかのぼることになるので、アイオニオンで新たに生まれた生命は復元されません。(情報として残すことも可能だとは思います。)
モニカやゴンドウにしてみればXB1とXB2のシミュレートされた未来に、同じ生命として生まれるかは不確かなことです。それでも「お前らが創った未来に生まれてこれるなんて最高じゃねーか」と言ってくれます。粋な奴ですよゴンドウは。
ここまで書いておいてですが、仮想世界説が正しいとするならそれはXB1とXB2の世界が本当に消滅したことにもなるので若干の寂しさはありますね。
でも2つの世界が同じ装置の中でシミュレートされているのだとすれば、また色々な可能性も感じます。
エンディングでニア、ノア、ミオが「いつか必ず会いに行く、共に歩める日が来る」と言っていますがこれもまたソーカントクが残したメッセージだと思います。
XB4になるのかXB3-2みたいな続編になるのか分かりませんがまた二人が出会うことは既に織り込み済みなんだと私は捉えました!
最後の最後にケヴェスとアグヌス両方の笛の調べが聴こえるという演出からもまだ繋がる可能性があると期待を持ちました。
その他の謎
- リクの存在
- 終の剣、ラッキーセブンの力
- 六氏族
- 黒い霧
- 執政官クリス
他にもあると思いますがパッと浮かばないのでコメントで募集します。
今回はこれらの謎のについて少しだけ。本当はもっと書きたいのですが長くなりすぎるのでまた別の機会に書こうと思います。
リク
リクの存在は謎が多すぎます。ラッキーセブンについて全て知っているようですが何故か隠しています。師匠から貰ったの一点張りですが本当に?という感じですよね。
私はリク本人が、六氏族の始祖がいた時代に作ったのでは?と疑っています。
そんなに長く生きれるのかよ!という疑問はありますが、ノポンセンニンのようなむちゃくちゃな設定もいけるみたいなので可能性としては有りかなと。
あとこれは解析でしかまだ確認できないものですが、キズナグラムなどで使われる予定のリクの年齢は「????」に設定されています。アルティメットハンマーを持っていた7人がそれに該当するので、あいつらは全員始祖がいた時代から生きているのかもしれません。さらに実はマナナにも「????」が設定されています。
一般的なノポンには普通の年齢が設定されているのでマナナも非常に特別な存在みたいです。
終の剣
NとNになる前のノアが使っている「剣の柄が紫色」という激薄ソースで、あれはロゴスなんじゃね?と思っています。
流石に薄すぎますがトリニティプロセッサーにはやっぱり出て欲しいのでね!
あと終の剣が2本あることにXが驚いていましたが、名前は「対」を文字って「終」の剣にしている説。対になる剣・・・?
執政官クリス
A | N | エヌ | |
B | 執政官ビィ | O | オー |
C | 執政官クリス | P | ピー |
D | ディー | Q | 執政官キュー |
E | 執政官イー | R | 執政官アール |
F | 執政官エフ | S | シャナイア |
G | 執政官ジー | T | トライデン |
H | 執政官エイチ | U | 執政官ユー |
I | イチカ | V | 執政官ブイ |
J | 執政官ジェイ | W | 執政官ダブリュー |
K | 執政官ケイ | X | 執政官エックス |
L | メビウス・エル | Y | 執政官ワイ |
M | エム | Z | ゼット |
現時点で確認できる執政官の中で唯一「執政官+アルファベット」ではなく「執政官+名前」になっています。
つまり執政官Cではなく「執政官クリス」になってるわけです。
特に理由はないと言われればそれまでですが、私は実はクリスは「執政官A」なんじゃないか?と疑っています。クリスは偽名です。
執政官Aがいるとするなら、AはZのアンチマター的な存在であると思うのでそれに相応しい「アルヴィース」に執政官Aとして出てきて欲しいです!
しかもそれが偽名を使っていたクリスだったらウヒョーって感じですよね。
嬉しいファンサービス
まさにニアって感じの笑顔のニア。女王としての振る舞いは少し怪しいニアですが、やっぱりこれですよ。馬鹿っぽさあってのニアですよ。
そしてXB2で私が一番好きだったハナ。出てきたときはドキっとしてウルっとしました。
DLCでの活躍に期待しています!
そして最後のヤリすぎレックスに笑いました。
でも薄い資料によるとヤラれすぎとも取れるようなので、これは業が深いですよ。
あとはビャッコがニアの子供をあやしている姿がなんとも。ニアの子がミオなのでは?という描写がヒーロークエストにありましたが実際のところはどうなんでしょうね。
これがミオだったとして、少年ノアと同じぐらいの年齢になるとき(数年後)にはニアが既にオリジン計画に関われるような人物になっている必要があるのでしっくり来ません。ニアがXB2の世界で女王のような立場になるにはまだまだ掛かりそうです。
そもそもニアが女王になるとかミラクル過ぎて・・・。
トラは変わらず、メレフカグツチも変わらず、二人に並ぶぐらい背が伸びたレックス、サイカジークは進展があったんでしょうかね?ジークの方は長命なのでDLCにも期待ですね。そしてほぼ背景のじっちゃんと。
たった一枚の絵ですが、完結した話がまた少し動いたことになるのでやっぱり嬉しいですね~。
ということで以上です。コメントでは皆さんの考察や感想を期待しています。それが私の楽しみなのでね!
更新おつかれさまですも!
ラッキーセブンがロゴス(メツ)だとすると酷いアイオニオン世界をぶっ壊してエモエモだも・・・(ポイ捨てされちゃったけど)
そもそもおくりが始まったのはアイオニオン世界での話ですし、エンディングでケヴェス、アグヌス両者の旋律が聴こえたところを見ると、エンディング後は3要素のある1世界がオリジンで再生された(新たに誕生した)と解釈しています。
3の要素を含んだ世界再生が行われたのならシティーの人たちもオリジンに記録されているかも?
メイナス様もみんなが光(モナド)持ってるって言ってたので可能性は高いと思っています。
2の
きっと