レバガチャの仕様を教えて頂いたのでそれを確認しながら解説します。部分的に「ゼノブレイド2」と共通の仕様があります。
レバガチャの効果
チュートリアルにもあるようにレバガチャは行動不能状態からの復帰を早めてくれます。
具体的には左スティック、A、B、X、Yを入力すると「ダウン」「ライジング」「スタン」「バインド」「睡眠」を受けたときの拘束時間が短縮されます。
で、これまでに何度か紹介させて頂いているRoccoDevさんがレバガチャの仕様の詳細を教えてくれたので詳しく見ていきます。
事の発端として、まずDiscordのゼノサーバーでjuliancabreraさんから「ゼノブレイド2」におけるレバガチャの効果は本当にあるものなのか?という質問があり、
RoccoDevさんが解析を行ったところゼノブレイド2にもレバガチャの仕組みがあることが分かりました。ついでにゼノブレイド3の調査も行ったところ、それとかなり似た仕様が使われていることが分かったので、直接知らせてくれました。
詳細はXenoSeriesWikiにまとめてあるからこっちも見るといいよとのこと。
ということで解説に移ります。
レバガチャに有効な入力と短縮効果
有効なボタン
ABXYの4つだけです。その他のボタンは短縮効果がありません。
有効なスティック
スティックは左スティックのみ有効で、最低でも70度以上傾ける必要があります。
そして1つ前の入力位置から60度以上離れた位置まで動かさないと次の入力が判定されません。つまり狭い範囲(角度)で動かしても1回分しか入力していないことになります。
1回の入力の短縮効果
短縮効果はXB2とXB3で異なり、XB2の場合は1回の入力で拘束が4F短縮、XB3の場合は1回の入力で拘束が3F短縮されます。
XB3で基礎10秒=300Fの拘束だと、10回入力で9秒=270Fということですね。
入力制限
ボタンの入力には制限があり、ABXYのいずれか1つを押すと「ロック値」が3に設定され、それが0になるまで同じボタンの入力はカウントされない仕様があります。
ロック値を減らすには2つ方法があります。
- 何も入力しない:1Fごとに0.3減少
- 他のボタンを入力:1減少
例えばA→B→X→Yと順番に入力する場合
- A:Aのロック値が3に
- B:Bのロック値が3に、Aのロック値が2に
- X:Xのロック値が3に、Aのロック値が1に、Bのロック値が2に
- Y:Yのロック値が3に、Aのロック値が0に、Bのロック値が1に、Xのロック値が2に
というように順番に入力すればロック値の制限を受けずに入力し続けることが出来ますね!1周で4回入力なのでXB2の場合は16Fの短縮、XB3の場合は12Fの短縮になります。
逆にA→A→A→Aと入力する場合
- A:Aのロック値が3に
- A:無入力扱いなのでAのロック値は2.7に
- A:無入力扱いなのでAのロック値は2.4に
- A:無入力扱いなのでAのロック値は2.1に
というように1回分しか入力されていないことになります。もちろんこれは4Fで4回ボタンを押した場合です。
ちなみにゼノブレイド2の場合、ボタンは一度離さないと次のボタン入力はカウントされません。
効果的なレバガチャの方法
やり方
ABXYの4つのボタンを押し続ける。
これだけでスティックをグリグリ回したり、ボタンを高速連打するよりも遥かに早く拘束が解けます。
RoccoDevさんによるとXB3では、ボタンの押しっぱなしが有効になっていて、ロックも即座に解除されるバグ(意図しない仕様)があるようです。
確認してみる
今回は新たなる未来のユニーク「轟雷の龍魚トゥナ・ロア」が使う「サイレンスオブオーシャン」で睡眠で確認します。
こいつの睡眠は難易度ノーマルで基礎80秒、イージーは50%補正で40秒となっています。ボタンを1-4つ押し続けた場合の拘束時間を計測しました。
結果はこんな感じで4つのボタンを押し続けると40秒の拘束が0.9秒に短縮されました!
ボタン入力 | 拘束秒 | 拘束F | 短縮/F |
---|---|---|---|
なし | 40 | 1200 | – |
1つ | 18.48 | 554 | 1.16 |
2つ | 9.25 | 275 | 3.36 |
3つ | 4 | 120 | 9 |
4つ | 0.9 | 27 | 43.44 |
4つ押し続けると1F辺りの短縮効果は43.44Fになっています。
つまり、1Fの間に約14回のボタン入力があったことになっていますね(3F*14回=42F)
ゲームは30fpsで描画されることになっていますが、裏で動いているプログラムはもっと短い間隔で入力を受け付け、処理も行っている?ということでしょうかね。
実際に確認した動画も上げておきました。機械入力による超高速レバガチャも試しましたがABXY押しっぱなしに負けました!
ということで以上です。これからはABXYを押し続けるのが最適行動になるので覚えておきましょう!特にゼット戦では強制ダウンがあるのでこれが使えそうです。
私は初めて知りましたがやり方が簡単なだけに、このテクニック「前から知っていたよー」という人は威張りちらしていいも。
追記 2023-08-17
RoccoDevさんから追加の情報を頂いたので追記しておきます。
効果的に短縮するには
ボタンを4つ押すことに加えて押すタイミングも重要です。最速にするにはABXYを同時に押しましょう。動画ではアーツを受ける少し前から4つのボタンを押しっぱなしにして、デバフ発動と同時に自動で4つのボタンが同時に入力された状態になっています。
「轟雷の龍魚トゥナ・ロア」が使うデバフ補正
まず轟雷の龍魚トゥナ・ロアが使う「サイレンスオブオーシャン」のスリープの効果時間について。
デバフはプレイヤー側が与えるものと、敵が与えてくるもので効果時間が違いますが、中身は同じです。スリープの場合は基礎20秒(600F)でイージーだと10秒です。
しかしトゥナ・ロアが使うスリープはノーマルで80秒(2400F)になります。
これはどういうことかと言うと、「デバフ有効時間を75%延長する」のスキルが「デバフの経過時間を1/4にする」という処理になっているからです。なので実際の効果時間は4倍になります。
残り時間が1/4ではなく、進む早さが1/4です。
イージーのスリープの基礎が300Fとして、プレイヤーが敵に与えた場合は1F経過でデバフの残り時間は1Fずつ減る。トゥナ・ロアが与えた場合は1F経過でデバフの残り時間は1/4=0.25Fずつしか減らないという具合です。
この仕様を含めて考えると、ボタン4つ押しが27Fで解除出来たのも理解できます。
- イージーのスリープの効果時間は基礎10秒=300F
- トゥナ・ロアから受けたスリープなので1Fで減る効果時間は0.25F(何もしないと解除までに40秒掛かる300/0.25=1200F)
- ボタン4つ押しの場合は1Fで3Fx4=12Fずつ減る
ポイントは3つ目の1Fごとに12Fずつ減るというところです。レバガチャの処理ではトゥナ・ロアのデバフ補正(1/4補正)が掛からないということです。
なのでボタンを4つ押している場合、残り時間は0.25+12=12.5Fずつ減っていきます。
今回は27Fで終了したので12.5x27=337.5となり、基礎300Fを超えています。
ジャスト300Fになっていないのは私の計測タイミングの誤差として、300Fを超えているので0.9秒で解除されたのも仕様通りだったというわけです。
もっと早くこの仕様知りたかったぜ
俺のプロコン痛めつけたトゥナロア許さねえ