「サイバーセキュリティー担当、桜田氏はUSB知らず」という記事を読んで思うところがあったので、そのことについて書いておきます。
政治系の内容はこのブログでは持て余すので書く気はないですが、今回は読んでいて面白かったので取り上げてみます。雑記です。
元記事:サイバーセキュリティー担当、桜田氏はUSB知らず – 日刊スポーツ
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201811150000224.html
話題の人物:桜田 義孝(68)日本の政治家。自由民主党所属の衆議院議員。
でこの人がサイバーセキュリティに関連する法案の担当大臣になっているんですが、この桜田氏は「自分でパソコンを使うことがない」と発言したりしてサイバーセキュリティの法律を考えるのに相応しいのか?ということでいろいろ突かれています。
その突かれるやり取りの中でこれは笑えました。
国民民主党の斉木武志議員もサイバー関連で10年にイランで起きた、USBメモリーを使ったイラン核施設サイバー攻撃事件を例に挙げ、日本の原発に関して質問したが、答弁がかみ合わない場面があった。
斉木氏 日本の原発にUSBジャックはあるか
桜田氏 基本的には使われない
斉木氏 あるかないかを聞いている
桜田氏 使わせない
斉木氏 USBジャックをご存じか
桜田氏 たとえあったとしても万全の対応をする
しびれを切らした斉木氏は「11カ月ごとに定期検査をする原発は不特定多数の人が出入りでき、USBを差し込むことが可能。『使わせない』ではセキュリティーとは言えない」とただした。これに対し桜田氏は「(USBを)使う場合は穴を入れるらしいですけど、細かいことは私はよく分かりませんので、専門家に答えさせます」とUSBについての知識がなかったことを明かした。
引用:https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201811150000224.html
これを読んだ私の感想
こんな感じでした。正直笑ってしまいました。
USBジャックとはUSBポート、穴のことです。
過去にあった事件を先に持ち出してから「ジャック」というワードを使うこの話の流れは巧妙で正直ずるいやり方だなとは思いましたが、それが日本の政治家さんのやり方なので互いに文句は言えないでしょう。
ですが後半のUSBの存在さえ知らないような発言に関しては擁護はできませんねw
USBなんて今どき小学生でも知ってますよね。桜田氏と同じ世代かそれ以上では知っていなくても当然かもしれませんが、サイバーセキュリティの法案を考える立場にあって、それはどうなのか?と思ってしまいますね。
そういうことで桜田氏はいろいろと突かれているんですが、
私は桜田氏が言うように
「国の総力を挙げて総合的にやること。落ち度がないと自信を持って言える」
というのは正しいと思います。
サイバーセキュリティ基本法を改正するにあたって専門の知識を持っている大臣は日本どころか世界で探してもいないと思います。
具体的な法案の内容は官僚がその分野の専門的な知識を持った技術者と作るものでしょうから、政治家さんが知らないのも当然です。
特にサイバーセキュリティなんて「常に前線にいないと成り立たない」ので、これを知らずに突いている側も同じようなもんですね。
USBやらPCの使い方を知っているだけでは法案の内容に関われることはないでしょう。
でもでもこんなことは一般的には考慮されないので、USBのことすら勉強していなかった桜田氏は政治家としてどうなんでしょうね?
やっぱり政治関係の話題は持て余すので曖昧な感じになってしまいましたが、みなさんはどう思いますか?
ただのUSBポートについて厳しい姿勢で受け答えしてるのは笑えますよねw
企業のPCでUSBポートを潰しているところは結構あるので、USBを使わせないというのはある意味正解な気もしますw
というか情報処理技術者試験のような質問には答えない。で突っぱねればいいのにって思いました。
大臣の味方はできませんけどw