AverMedia C988 OBSで画面が映らない時の対処法 (Live Gamer HD 2)

AverMedia C988 OBSで画面が映らない時の対処法 (Live Gamer HD 2)

Live Gamer HD 2とOBSの組み合わせで画面が映らない症状が出たので原因と直し方を書いておきます。今回はかなりマイナーケースなのでこれで解消できる方は少ないと思います。

 

環境

  • CPU:Ryzen 5900X
  • GPU:3060Ti
  • OS:Windows 10 Pro 20H2 19042.685
  • OBS:26以降で複数確認

 

症状

  • OBS、RECentral 4共に正常動作する(画面が映って録画できる)
  • OBSを使って作業をしていると映像が停止
  • OBSを再起動すると画面が真っ黒になる、その状態でRECentralを起動すると「キャプチャーデバイスが使用されています」の表示が出て画面が映らない
  • PCを再起動しても症状が改善せず画面が映らない
  • PCをシャットダウンすると解消する

 

「キャプチャーデバイスが使用されています」の解消法は公式PDFで解説されているのでそちらを見るのが良いです。

今回はGPUのハードウェアアクセラレーションとOBSの相性が問題でした。

 

 

原因の特定

この症状は新たに組んだPCでのみ発生するので「C988自体の故障ではない」ことは分かっていました。

  • OSの更新
  • BIOSの更新
  • 各デバイスのドライバの更新、入れ直し

等々の効果がありそうなものは一通り試しても直らなかったので、しばらく我慢してOBSを使っていました。

映像が止まらないこともあって何がトリガーになっているのか特定するのに苦労しました。

一度症状が発生すると他のソフトを終了したり、サービスを切ったりしても直らない(シャットダウンでのみ解消する)ので特定が難しかったです。

 

原因を排除する方法ではトリガーを特定できなかったので、意図的に症状を発生させることにしてみました。

OBSを起動した状態でソフトを片っ端から起動していき動作を確認する

 

それで症状が発生したソフトは「MPC-HC」でした。

つまり「OBSを起動しながら録画した動画を見るとC988の入力が取れなくなっていた」わけです。

 

このあとは

  • 他のメディアプレイヤーでも確認する
  • OBSのバージョンを変更する
  • MPC-HCのバージョンを変更する

と基本的なことを試してみました。

 

VLCで再生すると症状が発生せず、OBSとMPC-HCのバージョンを変更しても症状が直らなかったので「再生時のフィルタ」もしくは「GPU支援」が原因の可能性が高いと分かりました。

 

 

解決策

  • MPC-HCのGPU支援を切る

表示 > オプションまたは画面を右クリックしてMPC-HCのオプションを開く

左の一覧から内蔵フィルタ > ビデオエンコーダを開く

Hardware AccelerationをNoneに設定、適用OK

これでGPU支援が切れます。あとはオプション > 再生 > 出力 > DirectShowビデオを弄ってシェーダを切るのも有効かもしれません。

 

これでOBSを開いているときに録画した動画を再生しても映像が止まったりすることはなくなりました。

今回はレアケースなので役に立つか分かりませんが似たような症状が出た方は、意図的に症状を発生させることで原因を特定できるかもしれないので、それがヒントになれば。

 

₍ ᐢ. ̫ .ᐢ ₎マダナイ

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