荒野などで見かける草玉(タンブル・ウィード)について調べたので紹介します。
草玉は質量が最も軽い最軽量オブジェクトですが、それ以外にも特殊な性質を持っています。
草玉(タンブル・ウィード)とは
主にゲルド地方の荒野などにある植物です。
ゲーム内ではスクラビルドするときに「草玉」と表示され、NPCからは「タンブル・ウィード」と呼ばれています。
タンブル・ウィードは英語でtumble(転がる)weed(草)という意味で現実世界にも存在します。日本ではめったに見れないものなので馴染みはありませんが、たくさんの枯れ草が風に吹かれて密集し、絡まり合ったものがタンブル・ウィードの正体です。
そんな草玉はティアキンの世界では唯一無二の性質を持っています。
草玉だけが持つ特殊な性質
それは「風の影響を受けやすい」という性質です。
一応どんな物体でも風を当てると影響を受けることは確かです。
軽いものなら倒れたり、転がったりしますが、草玉はより遠くまで転がったりします。
単純に草玉は軽くて丸いから転がりやすいという訳ではなく、
唯一無二の専用のパラメータを持っているので転がりやすくなっています。
それは「IgnoreFarEnvWind」というパラメータで「弱い(遠くの)環境風を無視する」というものなのですが、全てのフィールドオブジェクトの中で草玉だけがオフになっています。
つまり草玉だけが「弱い環境風を無視しない」ということです。これにより風が吹くとよく転がるわけですね。
草玉は扇風機の風も受けやすい
自然発生する風だけでなく、扇風機の風も影響を受けやすいのか?確認します。
確認する方法は上向きの扇風機の風を受けて飛び上がる高さを比較・測定します。
ウルトラハンドで直接扇風機に乗せると、高さを測るのが難しいので専用のマシーンを作ります。
全自動草玉打ち上げ機
これがあーっと驚く研究者の味方、「全自動草玉打ち上げ機」です!
まずコンベアに飛ばしたい物をセットし、本体を叩くなりして起動すると自動で扇風機の上まで物が転がって風で飛ばされるという仕組みです。
これなら離れた場所から同じ目線で高さを測れますね。
我ながら良い発明をしたもんです!
比較対象
草玉が特に風の影響を受けやすいことを確認する為に、比較する対象は重さと大きさが近いものを選びます。
草玉は質量8の最軽量のオブジェクトで、これほど軽いフィールドオブジェクトは他に無いのですが、アイテムには質量10のオブジェクトがたくさんあります。
全く同じ質量ではありませんが、多くのオブジェクトが100~2000ぐらいの質量なので8と10はほぼ同じと考えてよいでしょう。
で、比較対象の候補になるのはこれらです。
- ヨロイダケ
- 大マックストリュフ
- ライクライクの胃石
- 大きなゾナウエネルギー
すべて質量10で形が丸く、大きさはやや小さめです。これらをすべて飛ばします。
結果
結果は4つとも座標で+15の高さに収まりました。
見た目に差がありますが、座標の高さは変わらないので誤差ですね。
そして肝心の草玉はどうだったのかというと、画面に収まりきらないほど高くまで飛んでいきました!
質量2の差でこれほど違いが出るとは思えないので、「IgnoreFarEnvWind」のパラメータが効いていると予想できます。
草玉だけ個別に計測すると座標+35の高さまで飛んでいることが分かりました。
倍以上の高さなので「草玉は扇風機の風も影響を受けやすい」という結論です。
ということで以上です。草玉は最軽量オブジェクトということでそれだけでも特別な物体ですが、風の影響も受けやすいので乗り物にも流用できそうですね。
草玉はNPCのツムギがいる【-1000,-3580,220】にたくさんあるので取りに行ってみましょう。
このアイキャッチを撮るためだけに草玉を一つ一つ接着している管理人の姿を思うと涙が溢れて止まりません