ウルトラハンドで物を接合したときの「接着力」について調べたので紹介します。
基本的には接合面を広くすることで剥がれにくくなりますが、特殊なジョイントを持つオブジェクトを使うと、より強力に接着することができます。
ウルトラハンドのルール
まず基本的なウルトラハンドの仕様についておさらいを。
ウルトラハンドの接着には簡単なルールが3つあります。
- 接着は最大20ヶ所
- 同体を繋ぐことはできない
- 同時に複数の物をくっつけることはできない
どれもプレイしていると自然と分かるルールですね。
1つ目、まず接着できる数ですが最大20ヶ所で、21個の物をつけることが出来ます。20ヶ所を超えると古いものから勝手に剥がれていきます。
2つ目、同体を繋ぐことは出来ません。つまり接着で完全に閉じた輪を作ることは出来ません。
3つ目、同じ物体であれば同時に複数ヶ所の接着は可能ですが、複数の物を同時につけることは出来ません。
ゾナウギアの「ソリ」なんかだと分かりやすいですね。
くっつける対象が1つであれば2ヶ所以上接合されることもあります。
ウルトラハンドの接着力
接着力=剥がれにくさは単純に接着している面積で決まります。
面積が大きいほどより強い力に耐えることができる、と見た目通りの仕様ですね。
表面の材質は鉄・石・木など色々ありますがどれも同じです。
ただし、大きさや質量によって重心が変わることがあるので、同じぐらいの面積で接着していても、加わる力が変わって剥がれやすくなったりもします。
接着力を高めて、より強力に接着する
接着力=剥がれにくさを高める方法は2つあります。
- 接着面を広げる
- ジョイントがある物を使う
接着面を広げる
接着面を広げるには「接合点」の少ない物を使いましょう。
「接合点」とは「BondPivot」というパラメータが設定されている、いわゆるスナップポイントです。
これがあるおかげで中心に配置しやすかったりするのですが、組み合わせによっては接着面が小さくなることがあります。
接合点がない物はその心配がないので、接着面を最大化でしやすいということです。
ジョイントがある物を使う
オブジェクトの中には複数のパーツから成る物があります。
そのパーツの結合部分を「ジョイント」と言います。ジョイントには可動域などのパラメータが設定されている物があり、ゾナウギアの「携帯鍋」なんかは有名ですね。
角度の変化に対応できるジョイントであれば、曲げたりしても接着部分に力が加わらないので剥がれにくく、より強力な接着になります。
接着力を高める3つのジョイント
ジョイントは3種類あり、性能が大きく異なります。
乗り物などの動きにあったジョイントを使うことで接着力が高まります。
ヒンジ
ヒンジは1軸の角度変更が可能なジョイントです。
画像はハイラル城の牢屋の扉を開けるための仕掛けで、角度を120度変更可能です。
これを分解してブループリントで複製できればよいのですが、分解も複製も出来ません。
ヒンジのあるオブジェクトはこれらです。(hyperWikiのフィールドオブジェクト一覧と合わせて見てください。)
オブジェクト | ヒンジ角度 HingeAngleLimitMax |
---|---|
LeverSwitchBrokenParts_A | 120 |
LeverSwitchStick_A | 120 |
DesertRuinLeverSwitchStick_A01 | 120 |
HyruleCastleObjectSelector SwitchBrokenParts_A01 |
120 |
CaravanWagon_A01 | 30 |
CaravanWagon_A04 | 30 |
CaravanWagon_A04BP | 30 |
CaravanWagon_A05 | 30 |
CaravanWagon_A05BP | 30 |
CaravanWagon_A06 | 30 |
CaravanWagon_A06BP | 30 |
VillageHatenoBell_A01 | 5 |
VillageIchikaraBell_A01 | 5 |
スライダー
スライダーは1軸で線移動可能なジョイントです。
分かりやすいのはゾナウギアの「タイヤ」です。タイヤは自重だけで沈み込みます。
車を作るときは「バネ」をセットで使われることが多いですが、タイヤ自身にもサスペンションの役割があります。
オブジェクト | 可動域+ SliderLimitMax |
可動域- SliderLimitMin |
衝撃減衰 SliderSpringDamping |
---|---|---|---|
ElectricSliderMirror_A02 | 8.375 | -0.375 | 10 |
ElectricSliderMirror_A04 | 8.375 | -0.375 | 10 |
ElectricSliderMirror_A01 | 2.375 | -4.375 | 10 |
SwitchHitGravity | 1.6 | 0 | 10 |
バネ | 1.3 | 0 | 20 |
タイヤ | 0.525 | 0 | 50 |
ElectricSliderMirror_A03 | 0.375 | -8.375 | 10 |
CaravanWagon_A01 | 0.2 | 0 | 18 |
CaravanWagon_A04 | 0.2 | 0 | 18 |
CaravanWagon_A04BP | 0.2 | 0 | 18 |
CaravanWagon_A05 | 0.2 | 0 | 18 |
CaravanWagon_A05BP | 0.2 | 0 | 18 |
CaravanWagon_A06 | 0.2 | 0 | 18 |
CaravanWagon_A06BP | 0.2 | 0 | 18 |
ElectricSwitchStepOnce_A01 | 0 | -0.36 | 10 |
SmallSwitchStepOnce_AL02 | 0 | -1.3 | 10 |
SwitchStepOnce_B | 0 | -1.3 | 10 |
AncientPillarSwitch_A01 | 0 | -0.36 | 10 |
SwitchStepCave | 0 | -0.36 | 10 |
StructurePartsVariant_B85 | 0 | -1.3 | 10 |
HyruleCastleObjectSteppingSwitch_A01 | 0 | -0.36 | 10 |
ボール
ボールは2軸で角度変更可能なジョイントです。プラモデルの関節部分なんかと同じですね。
このボールが使われているのはオブジェクトは2つで、ゾナウギアの「携帯鍋」と「ゴーレムの頭」だけです。
有名なのは携帯鍋ですが、接合だけ考えれば可動域が90度のゴーレムの頭の方が優秀に見えますね!
でもゴーレムの頭は起動すると自我を持って垂直を保とうとするので扱いが難しいです。関節として使おうものなら簡単に剥がれるので、乗り物にはやっぱり携帯鍋です。
オブジェクト | 角度 ConeAngleLimitMax |
衝撃減衰 BallSocketSpringDamping |
---|---|---|
携帯鍋 | 30 | 20 |
ゴーレムの頭 | 90 | 1000 |
ということで以上です。ゴーレムの頭から自我を消し去る方法があれば接合パーツとして最強なんですけどね。
とても参考になります。ありがとうございます。
攻撃用ギアの攻撃力は分かりますか?
色々と兵器を作っているので参考にしたいです。