フォーエバーブルー ルミナスを満足するまで遊べたので評価とレビューを書いておきます。
FOREVER BLUE LUMINOUS(フォーエバーブルー ルミナス)
https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000077704.html
ジャンル:スポーツ
発売日:2024年5月2日
評価レビュー
メタスコア:61
私の感想評価レビュー
総合70点
音楽 | 4.0 |
グラフィック | 4.0 |
ゲームプレイ | 3.5 |
ストーリー | 3.5 |
システム | 3.5 |
簡易まとめ
たくさんの海洋生物が登場する海を自由に探索できるダイビングゲームでした。登場する生物は570種類以上もいて、それぞれに細かな解説がついているので生物の学習目的としても使えそうなゲームでした。
このジャンルが本来目指すべきはのんびり遊べる「癒やし要素」だと思いますが、今作はクリアすべきタスクが大量に設けられていて、あまりのんびり遊べなくなっているのが惜しいと感じました。
これまでに見つけた生物の数や、大きさなどのカウント系は「実績」として記録されるものがあるのですが、それとは別に99種類のお題がある「ツクモ盤」が厄介です。
このようなコンプリート系はクリア後に埋めるものだったり、無視してよいものが大半ですが、今作ではコンプリートがストーリーのアンロックに必須の条件となっています。
お題はどれも難しい操作を一切必要としないのですが、マップがランダム生成なこともあり、時間と精神が削られます。
マップを共有するためのコード(ID)を使えばランダム要素は排除できるのですが、そうすると探索の面白さが無くなり本格的な作業のみになってしまいます。
ゲームサイクルとバランスについては問題ありですが、登場する生き物はどれもよく出来ています。似たような魚でも細部までしっかり作られているのと、解説もあるので観察するのはなかなか面白いです。
機械音声ですが全部音読してくれるので子供用の図鑑としても役立ちそうです。
現在は存在しない古代魚だったり恐竜のような生物が出てくるのも興味を惹かれます。
生物同士の縄張り争いだったり、特殊な行動が見れたりしたら楽しそうですが、どの生物もあまり差はないです。
あとは深さ200mぐらいの海溝だったり、長ーい洞窟だったり、海底遺跡だったりがあるので、探索もなかなか楽しいです。
作業感が強くなりやすいシステムがあるのは惜しいですが、本格的なダイビングゲームは貴重なので、ダイビングに興味がある方や海洋生物が好きな方にオススメの一本です。
これから遊ぶならストーリーは無視して遊んだ方が楽しめると思います。
プレイ時間
ほぼオンラインプレイだけで35時間ほど遊んでストーリーはクリア出来ていません。
ツクモ盤の残りを見た感じだとストーリークリアまでは、オンラインで遊んで50時間が目安だと思います。
気に入ったところ
- ズッキーニのステッカー
もう少し詳しく
音楽
◯基本的に環境音重視で優しい音楽が流れています。未確認海洋生物が出現したときには神々しくてちょっと不気味な感じの音楽がドンピシャでした。
曲数が少ないので評価は3.5点でもおかしくないです。
グラフィック
◎570種類以上の生物がしっかり作られている。造形もそうですし、テクスチャも、モーションも作ることを考えるとかなり大変そうです。
◯グラフィックは必要十分ではありますが、このジャンルでは天井なしなので満点は難しそうです。
◯UI無しモードがある。最初はこのモードが欲しいなー、と思っていたのですが最初からありました。
ゲームプレイ
◎ツクモ盤が強制だと知るまでのプレイが楽しい。のんびり魚を観察しながら解説を見たりして、海中探索を楽しめました。
✕ツクモ盤がストーリーのアンロック要素になっている。ストーリーではなくプレイヤーの見た目が変わるようなおまけ程度にして欲しかった。
◎生物がたくさんいる。どれもしっかり作られていて解説もあるので観察するのが楽しい。
✕泳いでいる間は頻繁に「注目」を要求されて作業感が強い。探索したり魚を見たりするというよりは、アンベールされていない魚をひたすら注目することを強制されている感じが強い。
△ダイビングしかない。コメントによると前作では集めた魚を展示できるようなモードもあったと聞いたので、ダイビング以外のモードも欲しかったです。
◯オンラインで他のプレイヤーと遭遇しやすい仕組みがある。共通の目標がマップに表示されるなどです。
◯オンラインがゆるい繋がりで気軽に遊べる。効率を求めると邪魔になることもあるかもしれませんが、基本は放置しても問題ないぐらい緩いです。
ストーリー
チュートリアルを拡張したような、ちょっとしたものがあるだけです。
システム
◯クラッシュなしで動作は安定していました。ロードはやや長いですが、一度潜れば1時間ぐらいロード無しで遊べるので全く気にならないです。
フォーエバーブルーは初プレイでしたが序盤は十分楽しめました。見つけた魚は片っ端から解説を読んでと、本来あるべきプレイを楽しめていました。
ツクモ盤の強制に気づいてからは作業に捕らわれてしまいました。ツクモ盤を無視してそのまま遊ぶ余裕が必要です。
本格的なダイビングゲームはかなり貴重なので甘めの評価がついても良さそうですが、任天堂のタイトルなだけに基準は高そうです。
グラはSwitchの限界だなって感じましたね。
PS5やSteamだったらもっと美麗で没入感が高かったんだろうなと。
せっかくのダイビングなのに一番こだわってほしかったポイントだったので残念。