アーツのリキャスト短縮について調べたので紹介します。短縮100%の効果と最も恩恵を受けるアーツなど。
アーツのリキャスト短縮
アーツのリキャストはスキル・アーツ・デバイス・OCGなど様々な方法で短縮できますが、DE版で登場した4スロのドールウェポンは1つの武器単体でリキャスト短縮100%を達成できるので構成に組み込みやすいです。
今回は4スロのドールウェポンの中からリキャスト短縮100%と最も相性が良いドールウェポン(ドールアーツ)を考えます。
アーツを選ぶ前に、リキャスト短縮100%の効果を改めて確認します。
↓基礎32秒のリミットショットを短縮0%→25%→50%→75%で比較した動画です。
結果は期待通りに32秒→24秒→16秒→8秒となりました。
内部では基礎960Fとなっているのが960→720→480→240と減っていきます。1秒は30F換算です。
この調子でいけばリキャスト短縮100%は0秒で即チャージされるはずです。アーツごとの前隙、後隙はあるでしょうがすぐに撃てることを期待しています。
しかし実際には0%とはならず、アーツごとに微妙にリキャストが発生します。
短縮は100%になっているが、仕様的に0秒とはならないのか?と思って異なるアーツで比較してみたところ差があることが分かりました。
これをアーツの基礎リキャストと比べると、短縮率が99%になっていることが分かりました!
- チェインバルカンは基礎16秒=480Fが4.8F=0.16秒
- リミットショットは基礎32秒=960Fが9.6F=0.32秒
シンプルに0.01倍の長さになりますね。最長リキャストの120秒だと1.2秒です。
今回は確認の為に比較しましたが、「Custom.WP-SPEED」の効果はデータでも上限値が99となっているのでわざわざ動画にするほどでもなかったようです。
同じようにインナーのオーラリキャ短縮なども99%が上限です。
リキャスト短縮で輝けるドールアーツ
短縮の割合はどれも99%ですが短縮された時間で考えると、基礎リキャストが長いアーツほど効果が大きいことになります。
で、4スロドールアーツの中でリキャストが長い順に並べると基礎60秒(短縮後0.6秒)のものが7つあります。
名前 | アーツ | RC | 威力 | 攻撃力 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
MDS-XFX150SA G-Buster | バスタークラッシュ | 60 | 500 | 33600 | 【燃料200】重力属性ダメージ+『崩し』 |
MDS-XFX150SA G2-Buster | ガリアンズエッジ | 60 | 500 | 14400 | 【燃料200】重力属性ダメージ+『崩し』 |
MDB-XS450GG Phoenix | フェニックスウィング | 60 | 500 | 7200 | 【燃料200】ヒート属性ダメージ+『挑発』 |
MDB-XS750SA F-Wave | サポートフィールド | 60 | 1000 | 0 | 【燃料200】HPを回復する+ 『会心強化』+完全回避 |
MDB-XS650ME L-Missile | ハイパーミサイル | 60 | 300 | 2880 | 【燃料200】エーテル属性ダメージ |
MDB-XS550GG F-Wave | ジャミングフィールド | 60 | 0 | 0 | 【燃料50】『スリープ』+部位HP回復 +完全回避 |
MDB-XS551GG F-Wave | ジャミングフィールド | 60 | 0 | 0 | 【燃料50】『ウイルス』 +ヒット時GPアップ+完全回避 |
150ですが強力な格闘アーツのバスタークラッシュ(G-Buster)もあるので、これは恩恵が大きそうですね。
バスタークラッシュには「崩し」効果もあるので、エネミーが怯んだりCATCHできたりと4機でやればずっと拘束できるかもしれませんね。
しかし、基礎リキャストが長いものほど短縮効果が大きいのは確かですが、最短の2.4秒を99%短縮した場合も0.024秒で、最長との差は約0.5秒しかありません。
どのアーツも0.6秒以下になると考えると、リキャストは無視して全体のモーションと火力で考えるDPSが一番高くなるものほど「リキャスト短縮で輝ける」に相応しい気がしますね。
ドールアーツの火力
ドールアーツの火力は「力 x アーツ倍率 + 攻撃力」で求められます。インナーの場合は武器攻撃力とアーツの組み合わせが固定されていないので難しいですが、ドールの場合は固定されているのでこれで火力を比較できます。
ドールアーツのDPS
本当はダメージを時間で割るものですが、ここでは「火力」を時間で割ったものをDPSとします。
難しいのは時間の方ですが、ヒットフレーム(入力からヒットまでの時間)はデータに存在するので今回は最終ヒットフレームを「時間」として計算します。
最終ヒットフレームが=リキャスト開始とは限らないので、より正確なものを調べるならボタン入力を0地点として、リキャスト開始までのフレーム数を調べるのが理想です。
ゼノブレイド1では総数143種類分のアーツを全て調べましたが、クロスの場合はインナー165種類+ドール200種類もあるので絶対にヤダも!(どうしてもその必要が出てきた場合は別ですが・・・)
短縮100%のドールアーツDPS
名前 | アーツ | DPS | 火力 | 威力 | 攻撃力 | RC | HIT | LAST |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
MDB-XXS150SA Railgun | レールキャノン | 5496 | 100 | 4496 | 16 | 1 | 1 | |
MDB-XS150SA Railgun | レールキャノン | 4600 | 100 | 3600 | 20 | 1 | 1 | |
MDS-XXFX150SA G-Buster | バスタークラッシュ | 15960 | 47000 | 500 | 42000 | 48 | 1 | 74 |
MDS-XXS350GG SHD-Gravity | シールドグラビティー | 14220 | 21600 | 300 | 18600 | 32 | 1 | 36 |
MDS-XFX150SA G-Buster | バスタークラッシュ | 12600 | 38600 | 500 | 33600 | 60 | 1 | 74 |
MDS-XS350GG SHD-Gravity | シールドグラビティー | 11190 | 17880 | 300 | 14880 | 40 | 1 | 36 |
MDS-XXSX550SA M-XXSniper | マキシマムシュート | 9720 | 29000 | 500 | 24000 | 32 | 1 | 80 |
MDS-XXFX150SA G2-Buster | ガリアンズエッジ | 8820 | 28000 | 500 | 18000 | 48 | 2 | 81 |
MDB-XXF150SA Buster | バスターブレイド | 8250 | 25496 | 300 | 22496 | 32 | 1 | 83 |
MDS-XSX550SA M-XSniper | マキシマムシュート | 7890 | 24200 | 500 | 19200 | 40 | 1 | 80 |
(RCはリキャスト秒、HITはヒット数、LASTは最終ヒットフレーム)
これが結果です。一覧ではありませんがDPSが高いもの順で10個だけ。
DPSは「力1000xアーツ威力xHIT数+武器攻撃力」を「リキャストフレームx0.01+最終ヒットフレーム」で割ったものに30をかけて1秒辺りの火力に換算したものです。
一番DPSが高いのは「MDB-XXS150SA Railgun」のレールキャノンです。
最終ヒットフレームが1Fというのが大きいです。
体感だと1Fで当たっているようには思えないので録画して確認したところ
こんな感じに密着していても入力からヒットまで9F、距離があると18Fとなりました!
リキャスト開始までの時間は共通なので、データに存在するヒットフレームには前隙(予備動作)が含まれていない可能性が高そうです。
シリーズでは同様のデータでもきちんと発生が1Fになっていたりしたので、弾系のアーツが例外なんだと予想しています。格闘系のアーツはデータ通りのフレームでダメージが発生するはずです。
なのでレールキャノンの発生を9Fに修正した場合のDPSは1位のMDB-XXS150SAが11947、2位のMDB-XS150SAは9200となるので
本当の1位は「MDS-XXFX150SA G-Buster」の「バスタークラッシュ」という結果に。
最初に言っていた「リキャスト最長アーツが最も恩恵がある」と同じ結果になったのはちょっとアレですが、4スロG-Busterを入手したら短縮100%を試してみて下さい。
ということで以上です。最終ヒットが1Fにされているアーツが結構多いので疑ってはいたんですけどね・・・また1つ1つ調べる必要があると考えると信じたくはなかったも。
追記 2025-04-30
「MDS-XXS550GG Flap」の「フラップシュート」はHIT数を7倍で計算する必要がありました。4→28HIT、リキャスト開始まで1.5秒で計算するとDPSは16571でバスタークラッシュを少し上回って1位となりました。
フラップシュート連打はどうですかね
ゼ=ラアが4枠落とすなら頑張ってみようかな