「パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語」をクリアしたので評価とレビューを書いておきます。
パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語
https://store-jp.nintendo.com/item/software/D70010000081346
ジャンル:ADV / ミステリー
発売日:2026年2月19日
メタスコア:83

私の感想評価レビュー
総合85点
| 音楽 | 4.5 |
| グラフィック | 4.5 |
| ゲームプレイ | 4.0 |
| ストーリー | 5.0 |
| システム | 3.5 |
簡易まとめ
日本各地に伝わる「人魚」の伝承をメインの題材にし、三重県の地理や歴史をストーリーに上手く組み込んだミステリーアドベンチャーでした。
刀を持った鎧武者の霊が出てきて血が出るようなシーンはありますが表現は控えめで、ホラージャンルではないので怖いのが苦手な人でも全然大丈夫です。

あとは人魚の姿をした遺体が見つかったり、年代が大きく異なる白骨遺体群が見つかったりしますが怖いのはその程度です。
そしてそれらは実際の人の死体であり不可解な事件なのですが、最後にはすべて理解できるように上手く組み立てられています。
それも小さなトリック(仕掛け)で大きな意外性を生むものが多数撒かれていたので、中盤から終盤は読んでいて気持ちいいというか関心させられるばかりでした。

また、物語は4人の登場人物の視点で描かれていき、同時並行的に展開していくだけでなく、過去に遡ることで見えてくる真実もあったりして複雑になりそうなのですが
タイムラインで上手く管理・制限されているので最後まで集中したままスムーズに遊べました。

そして今作は男女の友情と恋愛が組み込まれているというのが前作とは大きな違いです。
ミステリー詐欺・・・というわけではありませんがこちらの要素も非常に良かったです。BGMはこっち主体で作られたのかなと感じました。

あとは前作とはまた違った、ゲームという媒体でしか表現できない大きな仕掛けがあり、それに気づけたときの高揚感はとても良いものでした。
前作はスクエニから出る完全新規の中規模タイトル(定価1980円)ということで、半年ほど経ってから評判が伝わってきて遊んでとても面白かったのですが
今作も中規模で非常にクオリティが高くコスパも良い名作になっていました。とても面白かったです。
前作を遊んだ方も、テキストアドベンチャーを遊ばない人にもオススメの一本です。
前作に登場したキャラクターの名前は少しだけ出ますが、話は完全に別のものなのでどちらを先に遊んでも大丈夫です。
プレイ時間
攻略を書きながら25時間だったので20時間前後でコンプリートできると思います。

気に入ったところ
- キルケちゃん
- 素潜りのミニゲーム
もう少し詳しく
音楽
◎中規模タイトルでもメジャー販売なのでどれも良いです。数はあまり多くないですが、悲しい場面で流れるあの音楽は非常にマッチしていて場面を引き立ててくれました。
あとはボイス無しのADVなのでSEなども特に目立ったところはなく、必要十分を満たしている感じです。
グラフィック
◎キャラデザが良い。濃すぎず薄すぎずという感じで、邪魔にもならず画からも個性が伝わるような感じで良かったです。ネタバレになるので詳しくは書けませんが、設定として必要なものもしっかりと描かれているので理解が進むほどに評価も上がりました。
しかし前作と比べるといわゆる「属性」のようなものあまり付いていないので、霊能関係の3人ぐらいです。
◯なめどりシールが見つけやすくなった。視点効果もありますが、クリアまでに通常プレイで16個も見つけられました。
△色収差は前作と同じ?か分かりませんが今度はノイズオフが欲しくなりました。画面からの距離が近いと若干気になりますね。
◎キー入力に関係なくキャラクターの表情が変化することがある。主に目の動きですがプレイキャラクターとの話が終わったあとに別のところに注目したり、状況に合わせて勝手に表情が変化したりするのは見た目以上に効果がありそうです。こちらも集中してしまいます。
ゲームプレイ
◎前作同様にテキストが読みやすいです。文字の大きさや区切り方など他のADVと比べても群を抜いて読みやすく感じます。
◎タイムラインによるチャプター管理が適切で遊びやすい。セーブロードや途中からの再開もあるので他のゲームと並行して遊んでも支障が出にくいです。
◎素潜りのミニゲームが微妙に面白い。これ一本に特化したゲームは難しそうですが、ミニゲームとしては釣りよりも全然楽しいですね。ロケーションも増やせばもっと遊べそうです。
△カーソルが境界付近まで進むとスクロールが止まる。主に虫眼鏡を画面下の方に動かしたときに画面も動かしているとそれが止まってしまいます。右スティックを一度ニュートラルに戻してからまた入力し直す必要があるのでモヤッとします。
△L=Aがない。これも前作同様に減点要素ではありませんが片手で遊ぶことは出来ません。その代わりLRにズームが割り振られています。
ストーリー
ネタバレに繋がるので書けることはあまりありませんが、今作は恋愛要素があったのが良かったです。というよりもその内容が良かったという感じです。
しっかりと全体のテーマに合わせつつ、たくさんのオカルト(伝承)を混ぜてあのような展開に持っていくとは。
あとは4人の登場人物がそれぞれ特異な共通点を持っていた(持つことになった)というのがクリア後に分かってまた関心させられました。アヴィだけ若干浮いている気がしたんですけどね。
唯一引っかかりが残るとすれば結命子の首元のアザです。何か隠されているのでしょうか?
システム
◯今回はSwitch2で遊んで安定していました。ロードも早く、操作も快適です。
今作で2本目ですが両方とも低価格で非常に満足できる内容でした。悪い変化もなく順当に続いているので次回作が出たらもちろん買います。








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